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注目の公演・イベント|2026年8月

🎵8/1 神戸市室内管弦楽団 第174回定期演奏会 《スザンナの秘密》

神戸文化ホール 

神戸市室内管弦楽団第174回定期演奏会のプログラミングが実に興味深い。メインとなる《スザンナの秘密》(セミ・ステージ形式による上演)は、今年生誕150年を迎えたイタリアの作曲家ヴォルフ=フェラーリによる喜歌劇だが、全1幕、登場する歌手はわずか2名という小ぶりのオペラ。その夫婦役には、今や日本のオペラ上演に欠かせない存在となった森谷真理と大西宇宙を起用。さらにパントマイム(いいむろなおき)が興を添えるというものだ(籔川直子による演出)。そればかりか、プログラム前半にはストラヴィンスキーの組曲《プルチネルラ》を演奏。こちらはイタリアの古い仮面劇が題材でもあることから、総じて南欧の息吹が感じられることだろう。長年ドイツの歌劇場で専属指揮者として活躍してきた小林資典の指揮ぶりも大いに期待できる。 

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🎵8/7,8 音楽劇『シミグダリ氏~鉄靴の姫と麦粉の王子~』新演出

渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール 

 

東京文化会館「Music Program TOKYO シアター・デビュー・プログラム」による音楽劇『シミグダリ氏~鉄靴の姫と麦粉の王子~』の再演・新演出。音楽監督・作編曲:新垣隆、脚本・演出:久恒秀典。古いギリシャ民話を原作に、イリヤ姫が麦粉で作った恋人シミグダリを探し鉄靴を履いて旅する話。キャストはイリヤ姫:田代明、シミグダリ氏:大久保惇史、金の女王:月影瞳。ピアノ三重奏(新垣隆pf、岸本萌乃加vn、加藤文枝vc)での上演。夏休み、小中高校生向けオリジナル作品を親子で楽しめるチャンス! 

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🎵8/8 佐藤正浩プロデュース/いずみホール・オペラ2026《ウェルテル》 

住友生命いずみホール 

 

一昨年の《真珠とり》に続く、住友生命いずみホール「フランス・オペラ」シリーズ第2弾として、ジュール・マスネの代表作《ウェルテル》が演奏会形式で上演される。 

ゲーテの『若きウェルテルの悩み』を原作とする本作は、叶わぬ恋に身を焦がすウェルテルと、愛と義務の間で揺れるシャルロットの姿を描いたフランス・オペラ屈指の名作。最大の魅力は、マスネならではの美しく抒情的な音楽にある。演奏会形式ならではの集中した環境の中で、美しい旋律と繊細な心理描写を堪能できる機会となるだろう。 

本作の指揮とプロデュースを手がける佐藤正浩のもと、ウェルテルに宮里直樹、シャルロットに池田香織をはじめとする実力派キャストが集結。登場人物たちの心の軌跡を描くマスネの傑作を、存分に味わいたい。 

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🎵8/8 東京都交響楽団第1049回定期演奏会Aシリーズ 

東京芸術劇場コンサートホール

 

指揮/尾高忠明による三善 晃:オーケストラのための《ノエシス》、松村禎三:ピアノ協奏曲第2番(ピアノ/北村朋幹)は必聴か。いずれも1978年、尾高による初演で松村作品は三善のわずか3日後。日本を代表する2人の作曲家の当時の心象と位置取りを伝えるにあまりあるプログラム。伝説の野島稔の名演を北村がどう弾くかにも期待がかかる。 

他に尾高が愛するエルガー:エニグマ変奏曲。 

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🎵8月/13 これは、音楽です。―ことばを音楽にする―

すみだトリフォニーホール小ホール

 

工藤あかね(Sp)、松平敬(Br)、今井貴子(Fl)、松原智美(Acc)、山田岳(Gt)という日本現代音楽界きってのスペシャリストが揃い、音符や五線を使わず、文章のみによって演奏内容を指示する楽譜の作品に的を絞ってのコンサートを催す。山根明季子の委嘱新作や松平敬の初演作にも期待大だ。「これは、音楽なのか?」と思わず唸らざるをえないがそれでも音楽なナニモノカとの出会いを楽しみたい。
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7月24日に両国門天ホールでレクチャー&ミニ・コンサートのプレ・イヴェントも開催。山根、松平、工藤が出演。
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🎵8/20〜22 アジアユースオーケストラ(AYO)日本公演2026

千葉県文化会館(20日)、厚木市文化会館(21日)、東京オペラシティ コンサートホール(22日)

 

アジアユースオーケストラとは、ユーディ・メニューインとリチャード・パンチャスが設立した、アジアの優秀な若手音楽家が集い6週間活動する一夏限りのオーケストラ。中国、香港、台湾、日本、韓国、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムの11カ国・地域で行われる厳しいオーディションから選出された17歳から29歳までの100名が参加する授業料なしの文化交流の夏季講習として実施される。千葉、東京公演は指揮:ジョセフ・バスティアン(首席指揮者)、ピアノ・ソリスト:アンナ・ツィブレヴァで、ワーグナー: 歌劇《タンホイザー》序曲、チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 、シベリウス:交響曲第2番というプログラム。アジアの若い情熱をぜひ浴びてみたい。 

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🎵8/22,23 セイジ・オザワ松本フェスティバル オーケストラコンサート Aプログラム

キッセイ文化ホール(長野県松本文化会館)

 

恒例の長野県松本市における夏のフェスティバルだが、今年は首席客演指揮者の沖澤のどかが、フェスティバルの創始者・永世総監督の小澤征爾と縁の深いオリヴィエ・メシアンの《トゥランガリーラ交響曲》を取り上げる。サイトウ・キネン・オーケストラに、務川慧悟がピアノ、原田節がオンド・マルトノで加わる。「王道中の王道」という選曲かつ演奏陣だが、レナード・バーンスタインが世界初演、小澤が日本初演(NHK交響楽団)という「伝統」を沖澤がどう引き継ぐか、注目したい。 

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🎵8/22~30 サントリーホールサマーフェスティバル2026

サントリーホール大ホール、ブルーローズ

 

今年もサントリーホールサマーフェスティバルの季節がやってきた。テーマ作曲家は日本の細川俊夫や西村朗、吉松隆らと同世代のイタリアの作曲家、ルカ・フランチェスコーニ。彼らの世代における「現代音楽」の日伊の差などを聴き取ることもできよう。他にサントリーホール開館40周年記念「時を編む響」、新プロジェクト「アンサンブル・ゴーフォーイット」、そして恒例の「第36回芥川也寸志サントリー作曲賞」など盛りだくさん。熱い夏の熱い祭りに参加しよう。 

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🎵8/31 實川風×黒岩航紀 ピアノ・リサイタル

板橋区立文化会館大ホール

 

板橋区文化・国際交流財団主催事業<Premium Selection vol.2>に登場は、国内外で活躍する實川風×黒岩航紀による“ソロ”と“デュオ”。 ショスタコーヴィチ: 2台のピアノのためのコンチェルティーノ、ラフマニノフ: 2台ピアノのための組曲 第2番 のほか、J.S.バッハ: 主よ、人の望みの喜びよ(バウアー編) (實川ソロ)、スクリャービン: 詩曲「焔に向かって」 (黒岩ソロ)などのプログラム。協奏、競演が楽しみな一夜となろう。 

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