特別企画|クラシック音楽界の新型コロナウィルス対応記録(2020年7月1日~14日)|本誌メンバー
クラシック音楽界の新型コロナウィルス対応記録(2020年7月1日~14日)
Japanese Classical Music World after 26. Feb. 2020(1. July ~15. July)
Pick Up (20/3/15)|2020年2月26日からの新型肺炎対応記録|本誌メンバー
特別企画|クラシック音楽界の新型コロナウィルス対応記録(2020年3月14日~31日)|本誌メンバー
特別企画|クラシック音楽界の新型コロナウィルス対応記録(2020年4月1日~14日)|本誌メンバー
特別企画|クラシック音楽界の新型コロナウィルス対応記録(2020年4月15日~30日)|本誌メンバー
特別企画|クラシック音楽界の新型コロナウィルス対応記録(2020年5月1日~14日)|本誌メンバー
特別企画|クラシック音楽界の新型コロナウィルス対応記録(2020年5月15日~31日)|本誌メンバー
特別企画|クラシック音楽界の新型コロナウィルス対応記録(2020年6月1日~15日)|本誌メンバー
特別企画|クラシック音楽界の新型コロナウィルス対応記録(2020年6月15日~30日)|本誌メンバー
7月1日 2日 7日 10日 11日 12日 13日 14日
2020年
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【7/1】
◆東フィル
東京フィルは、新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言により公演を休止しておりましたが、6月の定期演奏会より、演奏会を再開いたしました。
しかしながら、当面は、東京都の自粛要請緩和ロードマップ「ステップ3」(屋内1,000人以下かつ収容定員の半分以下)に則し、かつ、出演者の安全を確保してコンサートを開催するため、やむなく公演の内容・時間を変更いたします。
コンサート開催にあたりましては、日本国・東京都及び関係団体よりのコロナウイルス拡散防止ガイドラインに従い厳重な対策を講じて行います。
これまでと異なる新たな様式にご協力、ご了承を頂きますようお願い申し上げます。
~2020シーズン定期演奏会(7月・9月・10月)ラインナップの変更について~
2020シーズン7月以降(7月・9月・10月)の定期演奏会について、海外からの渡航制限等の状況と、新型コロナウイルス感染症対策の観点から、舞台上のソーシャルディスタンスにより演奏者の安全を確保しながらコンサートを開催するため、やむなく演目を変更いたします。
詳細は下記または以下のリンクからご覧ください。
https://www.tpo.or.jp/information/pdf/2020re.pdf
◉公演の日時に変更はございません。すでにチケットをご購入いただいたお客様は予定通りの日程・会場でお楽しみいただけます。
◉7月以降も、当面は客席のソーシャルディスタンスを保ち、空席を設けた再配席などの対策を行います。このため、当面、チケットの新規発売を休止させていただいております。
◉すでにチケットをお持ちのお客様には個別にご案内をいたします。
皆様には引き続きご不便をおかけいたしまして申し訳ございませんが、ご理解とご協力をいただきますよう、お願い申し上げます。
記
❏ 7月定期演奏会・・・演目・出演者を変更いたします。
指揮:佐渡裕
ベートーヴェン/序曲『コリオラン』Op.62、交響曲第7番 イ長調 Op.92
<変更前> ※当演目は10月定期演奏会に移行いたします。
指揮:チョン・ミョンフン ヴァイオリン:服部百音*
ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲 Op.61*、交響曲第3番『英雄』Op.55
❏ 8月演奏会・・・3月定期演奏会からの延期公演となります。
指揮:ミハイル・プレトニョフ(東京フィル特別客演指揮者)
スメタナ/連作交響詩『わが祖国』(全曲)
※渡航制限により指揮者が来日できない場合、本公演は中止し、
演目は2021年3月に延期いたします。
❏ 9月定期演奏会・・・演目を変更いたします。
指揮:アンドレア・バッティストーニ(東京フィル首席指揮者)
ベートーヴェン/『献堂式』序曲 Op.124
レスピーギ/組曲『鳥』 P.154
シューマン/交響曲第2番 ハ長調 Op.61
<変更前> ※当初予定しておりました下記演目は、実施の日程を調整中です。
ザンドナーイ:歌劇『フランチェスカ・ダ・リミニ』(演奏会形式)
❏ 10月定期演奏会・・・7月定期演奏会から演目・出演者を移行いたしました。
指揮:チョン・ミョンフン(東京フィル名誉音楽監督)
ヴァイオリン:服部百音*
ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲 Op.61*、交響曲第3番『英雄』Op.55
<変更前>
マーラー/交響曲第3番
以上
【新型コロナウイルス感染症対策についてのお願い】
7月以降も、ご来場のお客様には、引き続いて新型コロナウイルス感染症対策にご協力をお願い申し上げます。ご不便をおかけいたしまして申し訳ございませんが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
https://www.tpo.or.jp/information/detail-20200617-01.php
◆東フィル
東京フィルは、日本国政府・東京都および関係団体よりの新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドラインに従い、お客様と出演者・関係者の安全を確保してコンサートを開催するため、2020シーズンの「渋谷/平日/休日の午後のコンサート」の各公演を、従来の14時開演から、同日2公演(12時公演/15時公演)・各公演「休憩無し」での開催に変更いたします。
以下の通りの変更にご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。
※今後、内閣府および東京都の要請により、変更となる可能性がございます。その際には改めてお知らせいたします。
コンサート開催にあたりましては、日本国・東京都及び関係団体よりのコロナウイルス拡散防止ガイドラインに従い厳重な対策を講じて行います。
これまでと異なる新たな様式にご協力、ご了承を頂きますようお願い申し上げます。
♯「渋谷の午後のコンサート」チケットご購入のお客様へ
♯「渋谷の午後のコンサート」2020 season ラインナップ
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<変更後>同日2公演
12時公演(開演12時~13時終演予定)
15時公演(開演15時~16時終演予定)
・公演時間は約60分「休憩無し」。公演内容は同日2公演で共通です。
<変更前>
14時公演(開演14時~16時終演)
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♯チケットをご購入済のお客様には、12時公演/15時公演どちらか希望の公演をお選びいただき、ご希望の公演でお席の前後左右に空席を設けた新たな配席を行います。
♯ご欠席を希望されるお客様にはチケットの払い戻しをいたします。
♯出演者および曲目には現時点で変更はございません。変更がございます際には改めてお知らせいたします。
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◆ 新型コロナウイルス感染症対策についてのお願い
7月以降も、ご来場のお客様には、引き続いて新型コロナウイルス感染症対策にご協力をお願い申し上げます。
ご不便をおかけいたしまして申し訳ございませんが、何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
https://www.tpo.or.jp/information/detail-20200617-01.php
★オケと「社会的距離」、最適解は? 各地で再始動、「新しい演奏様式」探る(朝日新聞)
各オーケストラの再開に向けた取り組みを報道。
★緊急事態宣言、考えていない(菅官房長官)
段階的に社会経済活動を再開させていく方針を維持
★「Go To キャンペーン」のうち観光分野の補助制度について、赤羽一嘉国土交通相は10日、7月22日から一部を先行して始めると発表した。
◆N響
[NHK交響楽団 NHKホールで「夏のフレッシュコンサート」を開催]
平素はNHK交響楽団の活動に、格別のご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
NHK交響楽団は、8月2日(日)NHKホールで「N響・夏のフレッシュコンサート~音楽でふれあおう」を開催いたします(主催:NHK/NHK交響楽団)。
指揮は、2019年「ブザンソン国際指揮者コンクール」優勝者で将来を嘱望される、沖澤のどか、若手ピアニストの牛田智大、中野翔太をソリストに迎え、 フランスの作曲家の作品をメインにお贈りします。ナビゲーターは、俳優・歌手として活躍の石丸幹二です。
詳細は、下記でご覧いただけます。
https://www.nhkso.or.jp/news/20200710.html
N響がNHKホールでお客様を前に演奏するのは、2020年2月定期公演以来6か月ぶりで、この公演は NHK-FMとテレビ収録も行われる予定です。
◆ Live From London Festival
A 10-week festival featuring some of the world’s finest vocal ensembles from the Voces8 Foundation
Each Saturday at 7pm (BST) for 10 weeks from August 1, the Voces8 Foundation is hosting a paid-for online festival of vocal music, Live From London. Filmed in HD from the Voces8 Centre – St Anne and St Agnes Church in the City of London – each concert will feature a leading choral group performing the music for which they’ve become famous, from the ancient to the modern. And Gramophone is delighted to be involved as a media partner and tickets are available to be purchased here.
Award-winning artists featured include Voces8 (August 1 & September 5), I Fagiolini (August 8), The Swingles (August 22), The Gesualdo Six (August 29), Apollo5 (September 12), The Sixteen (from Kings Place, September 19), Stile Antico (September 26), Chanticleer (from San Francisco, October 3) and a special guest appearance by The Academy of Ancient Music (August 15).
Taking the lead from current sporting events, the concerts will be broadcast from a closed venue. Singers and crew will be following the strict government guidelines about safety and distancing in the workplace.
The festival is a heart-warming display of vocal ensembles helping each other in a time of crisis. These concerts will be some of the first performances by the ensembles since the start of the lock-down restrictions at the beginning of the year. A portion of all ticket sales will be put towards funding for grassroots music education, and to addressing topics of diversity, equity, inclusion and accessibility in choral music.
Season passes are £80 (£8 per concert, per household). To purchase your ticket CLICK HERE.
◆Met Stars Live in Concert
July 18–December 19
Opera’s greatest stars perform in a groundbreaking new series of pay-per-view concerts in striking locations around the globe, each live via satellite and shot with multiple cameras. While the Metropolitan Opera House remains dark because of the ongoing health crisis, Met Stars Live in Concert will allow audiences to experience extraordinary solo and duo performances by top singers—streamed live online—from such locations as a former abbey in Bavaria, a Norwegian castle, an outdoor terrace on a cliff overlooking the Mediterranean Sea, a church in Wales, and a historic mansion in Washington, D.C. The series marries the intimacy of the Met’s virtual At-Home Gala with the high production value of the company’s Live in HD series of cinema transmissions.
Tickets for each recital are $20, and will be available for purchase on the Met’s website beginning Tuesday, July 14, at 12PM EDT. Each performance will remain available for on-demand viewing for 12 days. The full schedule is below.
For more details, read the full press release.
For technical requirements and information about how viewers will access the streams, visit our How It Works page.
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【7/12】
★東京都で206人感染、4日連続200人超え
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【7/13】
★観客800人が濃厚接触者 新宿の劇場(予防策とった)
新宿シアターモリエールで上演された舞台「THE★JINRO イケメン人狼アイドルは誰だ!!」。出演者16人、スタッフ5人、観客16人が感染(朝日新聞)
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【7/14】
★世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長は13日の記者会見で、新型コロナウイルスが米大陸を中心に拡大し続ける状況について「率直に言わせてもらえば、多くの国が誤った方向に導かれている」と述べた。1日あたりの新たな感染者が12日に過去最高の23万人超に上ったことに危機感を示し、指導者の行いに改善を求めた(朝日新聞)。
◆バレンボイム企画のリモート現代音楽祭
2017年にオープンしたベルリンの室内楽ホール「ピエール・ブーレーズ・ザール」でリモート現代音楽祭「A Festival of New Music(新しい音楽の祭典)」が始まり、委嘱新作を相次いでオンライン初演している。企画は指揮者でピアニストのダニエル・バレンボイムと、ベルリン・フィル首席フルート奏者のエマニュエル・パユ。
趣旨に賛同して新作を寄せたのは、イェルク・ヴィトマンやオルガ・ノイビルトら10人の旬の現代作曲家。動画は公式サイト(https://boulezsaal.de/festival-of-new-music)で見られる。
「芸術は、私たちの痛みと不安を表現し、人間性の一番深い層に触れるとき、最も雄弁になる」とバレンボイム。フリーの音楽家を支える寄付活動を応援する、などとしている。現代音楽祭「サマーフェスティバル」を主催するサントリーホールなど世界各地の芸術団体ともパートナーシップを結んでいる(朝日新聞)。
(2020/7/15)