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注目の公演・イベント|2025年12月

🎵12/2 入野賞 第4回室内楽受賞作品コンサート 
場:東京オペラシティ リサイタルホール

革新的かつ新規な創造性を発揮する若い作曲家に授与される入野賞(入野義朗の功績をたたえ設立)の室内楽部門の第42〜48回の受賞作から選ばれた7作のお披露目公演。最新の受賞者Rocío CANO VALIÑO (1991, アルゼンチンの『Khaino』ほかJaime Belmonte『Perpetual Morning』、Zhousheng Jin『Voyage』、Yuji Yao『Invisible』、Tsu-Yao Yang『Bleu II』 などが並ぶ。演奏はアンサンブル・ノマドら精鋭メンバー。

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🎵12/3 クァルテット・インテグラ Vol.2~シューベルトとウェーベルンⅡ~ 
会場:王子ホール 

破竹の勢いのクァルテット・インテグラ Vol.2は「シューベルトとウェーベルンⅡ」。19世紀ロマン派と20世紀前衛を極める企画の第2弾となる。シューベルトは初期の第10番と最後の長大な第15番、間に挟まれるウェーベルンは『6つのバガテル』。米国からハノーファーに拠点を移し活動する若き日本の旗手たち。彼らのこれからが望見できる機会となろう。

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🎵12/5 2台ピアノとパーカッションで巡る~バーバリズム・アーカイヴ 
会場:五反田文化センター音楽ホール 

エレクトロニクスとアコースティックを横断的に活動してきた矢沢朋子、久々のアコースティックオンリーのコンサートである。副題の「モダーン・トライバル・ミュージック」とは「現代部族音楽」とでも訳せるのだろうか。ピアノを88鍵の打楽器とみなして、カーデューの遺作、三善晃、権代敦彦新作、バルトークの古典的作品というプログラムからはどんな音楽世界が立ち上がってくるのか想像もつかない。どんなことになるのだろうか。興味津々。

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🎵12/6 瀬川裕美子ピアノリサイタル vol.11 ひとつの詩のはじまり 
会場:TOPPANホール 

ブーレーズとクレーに魅せられしピアニスト・瀬川裕美子、今回のリサイタルは「〈私の〉objets trouvés(発見物)―ソナタからアンシーズへ―」と題して。ブーレーズの未完に終わったピアノ・ソナタ第3番と彼の後期の作品『アンシーズ』を序と幕に据えてのプログラムである。今年80歳になる福士則夫の1967年に作曲されて今回が世界初演という「5つの断片」なども混じえてどんな詩が聴こえてくるのだろうか。期待大。

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🎵12/8 アンネ・ゾフィー・フォン・オッター クリスマス・ソングズ 
会場:東京オペラシティ コンサートホール

今年70歳をむかえたアンネ・ゾフィー・フォン・オッター 、カミラ・ティリングとのリサイタルから10年経っての久しぶりの来日となる。年齢から考え、これが最後の日本ツァーとなるか。ファビアン・フレドリクソンのギター、クリストフ・ベルナーのピアノとの共演。プログラムは「クリスマス・ソングス」、ヴォルフ、ドビュッシー、レーガー、コルネリウス、ブリテン、フォーレ、ペルト、シベリウスといった作曲家のクリスマスにちなんだ曲目が並ぶ。さらにスティング等ポピュラー系の作品も予定されている。幅広いジャンルの歌を歌ってきているフォン・オッターらしい選曲、楽しませてくれることだろう。

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🎵12/13、14 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ ベルリオーズ《ファウストの劫罰 
会場:東京芸術劇場コンサートホール 

東京二期会コンチェルタンテ・シリーズが、会場をオーチャードホールから東京芸術劇場コンサートホールに移して再出発。第1弾はベルリオーズの《ファウストの劫罰》、セミステージ形式での上演である。指揮はマキシム・パスカル、舞台映像は上田大樹があたる。二人が創り出す音楽×映像は異次元のオペラ体験を生み出すことだろう。主役ファウストには宮里直樹と山本耕平、マルグリートは小泉詠子と池田香織、メフィストフェレスは北川辰彦と友清崇と、若手、実力派をそろえている。読売日本交響楽団の充実した響き、二期会合唱団の安定感も楽しみ。

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🎵12/23 B→C バッハからコンテンポラリーへ 280 實川 風(ピアノ 
会場:東京オペラシティ リサイタルホール 

B→Cの第280回はピアノの實川風。チェンバロ演奏、研究のほか作曲も手がけ、表現領域を広げている。満を持しての登場で、レスピーギ、マスカーニ、プッチーニ、ベリオ、シャリーノ、タッカーニにバッハというプログラム。歌謡性に富んだ作品で歌心を、イタリアの現代作品を並べ、構造美と色彩美を。バッハもイタリアにちなんだ作品を入れ、多彩なピアニズムを楽しませてくれるだろう。

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🎵12/25 平野 和 バス・バリトン リサイタル(プラチナ・コンサート・シリーズVol.21) 
会場:Hakuju Hall 

オール・シューマン・プログラム~“音と詩の旅”への誘い 
バス・バリトンの平野和のリサイタル、ピアノは川島 基。「“音と詩の旅”への誘い」と題して、シューマンの歌曲を歌う。曲目は2つの歌曲集、《ケルナーの詩による12の歌曲 Op.35》と《詩人の恋 Op.48》。平野は2008年から14年間ウィーン・フォルクス・オーパーの専属歌手を務め、その後もゲストとして出演を続けている。低音域の力強い響きは圧倒的。オペラの世界とは異なるが、歌曲では、とくに詩を大切に取り組んでいくとのこと、どのように聴かせてくれるか大いに楽しみ。

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🎵12/26 未来へ、世界へ―東西室内楽の饗宴 
会場:東京文化会館小ホール 

山登万和、菊岡検校、三つ橋勾当といった作曲家に馴染んだ耳には向井航、三善晃といった名前は「?」となろうし、その逆もまた真であろう。その両方向からの「?」がぶつかり合って「!」になる瞬間を東西を飛び越えて共に分かち合いたい

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