注目のコンサート(2016年2月)
Select Concert
ワイマール出身のゲルネはシュヴァルツコップ、フィッシャー=ディースカウらに学んだ国際的名バリトン。モーツァルトからワーグナーまで幅広いレパートリーを誇るが、今回はオール・シューマン・プログラムでドイツ・リートの真髄を聴かせる。
2/02@紀尾井ホール
詳細:http://amati-tokyo.com/performance/20111018.html
♩2/05〜14 オペラシアター こんにゃく座「オペラ クラブ マクベス」
林光作曲、高瀬久男台本(原作シェイクスピア)の「オペラ クラブ マクベス」が高瀬久男追悼として上演される。酒場クラブ・マクベスに迷い込んだ男が、そこで上演されている「マクベス」の世界に導かれ、現実と虚構の間を迷走、辿りつくのは?2007年初演の衝撃のオペラが新演出で再演される。
2/05~14@吉祥寺シアター
詳細:http://www.konnyakuza.com/syusai_b.html
有田正広率いる古楽器オーケストラ、クラシカル プレイヤーズ東京、2月はフォルテピアノに上原彩子を迎えてのステージ。上原はこれがフォルテピアノの初挑戦で、有田とともにどんなモーツァルトとなるか大いに期待がかかる。
2/06@東京芸術劇場コンサートホール
詳細:https://www.geigeki.jp/performance/concert073/
♩2/06、07 東京オペラ・プロデュース/オッフェンバック「青ひげ」
珍しい作品の上演で常に気を吐く東京オペラ・プロデュースの第97回定期公演。オッフェンバックが繰り広げるオペラ・ブーフ「青ひげ」が最新のケック版で上演される。歌唱はオリジナルの仏語、台詞は日本語で抱腹絶倒の復讐音楽劇を展開。指揮は飯坂純、演出島田道生、ダブルキャストでのステージ。
2/06,07@なかのZEROホール
詳細:http://operaproduce.web.fc2.com/
ホールアドバイザーでもあるオルガニスト松居直美がプロデュースするシリーズ<オルガンの未来へ>の第2回。同時代に生きる作曲家の作品を紹介するもので、今回は斉木由美への委嘱世界初演が注目される。他に近藤譲、鈴木輝昭など。オルガンの現代作品に新たな耳目を拓かれるのでは。プレトークあり。
2/11@ミューザ川崎シンフォニーホール
詳細:http://www.kawasaki-sym-hall.jp/calendar/detail.php?id=1641
♩2/13 佐藤俊介の現在(いま)Vol.2 ドイツ・ロマン派への新たな眼差し
モダンとバロックの両楽器を自在に操る気鋭のヴァイオリニスト佐藤俊介の「いま」を追う彩の国さいたま芸術劇場オリジナル・シリーズ企画の第2弾。今回はドイツ・ロマン派の室内楽で、時代様式に則った奏法によるメンデルスゾーン姉弟とシューマン夫妻の作品を並べた。この日のために集ったスペシャリスト4人とともに、佐藤の「いま」が熱い。
2/13@彩の国さいたま芸術劇場音楽ホール
詳細:http://www.saf.or.jp/arthall/stages/detail/3190
♩2/16 B→C バッハからコンテンポラリーへ 179 尾池亜美
B→CシリーズのNo.179はヴァイオリンの尾池亜美が登場。2009年日本音楽コンクール1位、2013年カール・フレッシュ国際ヴァイオリンコンクール2位、現在グラーツ芸術大学で学ぶ新星。フランス・ベルギーものを得意とするが、今回はバッハと現代作品の対比をくっきりさせるプログラミング。休憩中は<能動的3分間>と題した即興演奏も。
2/16@東京オペラシティ リサイタルホール
詳細:https://www.operacity.jp/concert/calendar/detail.php?id=6749
♩2/16、18、20 ミケランジェロ弦楽四重奏団/ベートーヴェン全曲演奏会Vol.4~6(全6回)
ヴィオラの今井信子が2003年に結成したミケランジェロQ、王子ホールで2年にわたるベートーヴェン全曲演奏会を展開している。今回はその第4~6回で3夜にわたっての最終公演となる。常設のカルテットでないメリットを、常にフレッシュでいられること、ルーティンではない良さ、と語る面々のベートーヴェン演奏の醍醐味を存分に味わいたい。
2/16,18,20@王子ホール
詳細:http://www.ojihall.jp/concert/lineup/2015/20160216-18-20.html
♩2/17,18,20,21 二期会「イル・トロヴァトーレ」
パルマ王立歌劇場とヴェネツィア フェニーチェ劇場との提携公演。トスカニーニの再来と評される若き指揮者バッティストーニが2011年「ナブッコ」、2015年「リゴレット」に続き登場。二期会屈指の歌手陣とともにどんなステージを繰り広げるか、要注目。
2/17,18,20,21@東京文化会館大ホール
詳細:http://www.nikikai.net/lineup/iltrovatore2016/
2012年11月、日本での初リサイタル・ツアーで紀尾井ホールに登場した大輪の花ジャニーヌ・ヤンセンは、オランダの正統派ヴァイオリニスト。ブラームスとバルトークの2つのソナタにクライスラーとファリャの小品を配したプログラムで魅了する。
2/17@紀尾井ホール
詳細:http://www.kioi-hall.or.jp/20160217k1900.html
♩2/18 《歌曲(リート)の森〜詩と音楽Gedichte und Musik 〜第18篇》
ウィーンからの風18 ティル・フェルナー シューマン プロジェクトwith マーク・パドモア
トッパンの<ウィーンからの風18>はウィーンのピアニスト、フェルナーpfがシューマン・プロジェクトとして、テノールのパドモアと組んで贈るリートの夕べ。シューマン、ベートーヴェン、H・ツェンダーというプログラム。パドモアとは、2011年、シューベルト三大歌曲での名演が記憶に新しい。なお、フェルナーのピアノ・ソロは16日。
2/18@トッパンホール
詳細:http://www.toppanhall.com/concert/detail/201602181900.html
♩2/20 クァルテット・ウィークエンド#122 エルディーティ弦楽四重奏団
~弦楽四重奏のみに託されたベートーヴェン最晩年の高貴なるメッセージⅡ
1989年、花崎淳生ら、東京藝大出身者により結成されたエルディーティQ。「第9」以降の最晩年、ベートーヴェンが向き合った弦楽四重奏曲5曲にシリーズで取り組む。今回は第15番、「病癒えたる者の神への感謝の歌」という特別な第3楽章をふくむ全5楽章に、メンデルスゾーンを配置したプログラム。
2/20@第一生命ホール
詳細:http://www.triton-arts.net/ja/concert/interview/2015/1718/
♩2/20 プラチナ・シリーズ第5回 荘村清志〜20年目の命日に贈るタケミツの愛のうた
武満没後20年、彼と親交の深かった荘村清志がゲストにソプラノの小林沙羅を迎えて贈る午後のひととき。ギターの調べと、ソングスの数々に武満を偲ぶ。
2/20@東京文化会館小ホール
詳細:http://www.t-bunka.jp/sponsership/spo_160220.html
♩2/23 コンスタンチン・リフシッツ プレイズ ラフマニノフ
ロシア・ピアニズムの流れを汲むリフシッツが弾くラフマニノフ「24の前奏曲」全曲演奏会。知・情・意に成熟を遂げつつあるピアニストの奏でるロシアの魂に耳を澄ませたい。
2/23@紀尾井ホール
詳細:https://www.japanarts.co.jp/concert/concert_detail.php?id=381&lang=1
♩2/25、26、28 東京フィルハーモニー交響楽団 第99回東京オペラシティ定期シリーズ(他)
チョン・ミョンフンの指揮とピアノでモーツァルトの「ピアノ協奏曲第23番」、マーラーの名作「第5番」というプログラム。マエストロのピアノ弾き振りは必聴、必見。
2/25@東京オペラシティ コンサートホール
2/26@サントリーホール
2/28@Bunkamuraオーチャードホール
詳細:http://www.tpo.or.jp/concert/20160225-01.php
♩2/27、28 「音楽革命」 パブロ・シーグレル&藤原道山
横浜能楽堂が、「邦楽」と「タンゴ」との新たな出会いをプロデュースする「音楽革命(Music Revolution)」。現代邦楽の革命児、山本邦山と「ヌエボタンゴ(新しいタンゴ)」を確立したピアソラ、両者の音楽革命を受け継ぐ二人、藤原道山とパブロ・シーグレルの共演という刺激的なステージ。
2/27.28@横浜みなとみらいホール 小ホール
詳細:http://www.yaf.or.jp/mmh/cooperate/2016/02/music-revolution.php
♩2/28、3/2、5、8、11 新国立劇場「イェヌーファ」
ヤナーチェクの傑作オペラ「イェヌーファ」が新国立劇場で初上演される。チェコ出身、国際的に活躍する気鋭のトマーシュ・ハヌスを指揮に迎え、演出はドイツの鬼才クリストフ・ロイ。ベルリン・ドイツ・オペラで2012年に初演されたプロダクションで、
シュテヴァ役を除き、ベルリン公演時のキャストを揃えた。イェヌーファ役は2010年「アラベッラ」タイトルロール以来の再登場となるミヒャエラ・カウネ。
2/28,3/2,5,8,11@新国立劇場
詳細:http://www.nntt.jac.go.jp/opera/jenufa/