Menu

注目の公演・イベント|2025年5月

🎵 5/5・6 こどものためのオペラ劇場2025 《オペラをつくろう! 小さなエントツそうじ屋さん》 

会場:新国立劇場 小劇場 
ベンジャミン・ブリテンの《オペラをつくろう!小さなエントツそうじ屋さん》を中核に、ことものためのオペラ劇場を新制作する。子どもたちと大人の対話からオペラ創りが始まる劇が第1部、客席の観客も一緒に歌って参加する「リハーサル」が第2部、そして皆で創り上げたオペラ『小さなエントツそうじ屋さん』が第3部という構成で、聴いている子どもたちを自然と巻き込んでオペラへと誘っていく。ブリテンの子どもへの愛情が伝わってくるこのオペラ、大人にも味わってほしい。
🔗 詳細はこちら


🎵 5/8 響き合う和と洋 和楽器と紀尾井ホール室内管弦楽団

会場:紀尾井ホール
邦楽専用ホールも備え随時邦楽公演開催の紀尾井ホールが開館30周年記念として、近現代ニッポン音楽の歩みを聴くシリーズを始動させる。その第1回は明治・大正・昭和期に響き合う和洋の音世界を辿る試み。2部構成で、第1部は大正から戦後にかけての尺八、大和楽、オークラウロ、太棹三味線作品。第2部は紀尾井ホール室内管弦楽団と和楽器との初共演での3作。和楽器とオーケストラによる日本初の協奏曲で音源のみが残る町田嘉章『三味線協奏曲』を復元、さらに箏協奏曲『越天楽変奏曲』(宮城道雄)、『尺八とオーケストラのための協奏曲』(廣瀬量平)を並べた。現代最高峰の奏者らの集う響の饗宴を存分に味わいたい。
🔗 詳細はこちら

 


🎵 5/9・10 第770回日本フィルハーモニー交響楽団東京定期演奏会

会場:サントリーホール 
芥川也寸志の傑作『エローラ交響曲』を今ノリにノッているカーチュン・ウォンと日フィルがやってくれるというだけでもう期待度は跳ね上がる。そこにブリテンの佳曲『パゴダの王子』組曲、さらにピアノにサー・スティーヴン・ハフを迎えてブラームスのPf協第1番だと?これは行かざるを得まい。 

🔗 詳細はこちら 

 


🎵 5/13 B→C バッハからコンテンポラリーへ 272 高橋 維(ソプラノ) 

会場:東京オペラシティ リサイタルホール
J.S.バッハのカンタータ第51番から、ラモー、モーツァルト、そして、シュトックハウゼン、川島素晴、稲森安太己への委嘱作品という選曲は、「バッハからコンテンポラリーへ」というこのシリーズのテーマに相応しい。高橋維得意のコロラトゥーラの技巧がどの曲でも聴かれることだろう。一方で曲目の多様性でも聴き手を大いに満足させてくれるに違いない。 

🔗 詳細はこちら 


🎵 5/15 ハビエル・カマレナ(テノール)〈21世紀の“キング・オブ・ハイC” 日本初ソロコンサート〉

会場:東京オペラシティ コンサートホール
21世紀の“キング・オブ・ハイC”、とは随分もって回った言い方だと思うが、49歳のカマレナにとっては、ハイC単独よりも、グノーの歌劇《ロミオとジュリエット》より〈あぁ、太陽よ昇れ〉などのアリアでの歌い分けの方が重要になってきているのではないだろうか。いずれにせよ、彼の現在の力量を知る良い機会といえよう。 

🔗 詳細はこちら 

 


🎵 5/16 竹田歌穂 バリトン・サクソフォン リサイタル

会場:ハクジュホール 
バリトン・サクソフォンによるロマン派チェロ・ソナタの読み替えというプログラム。この巨大にして独特な音色を持つ楽器とチェロの隔たりは大きいが、それだけに気鋭の若手奏者が何を生み出すか、興味深い。 

🔗 詳細はこちら

 

 


🎵 5/16 東京都交響楽団 第1021回定期演奏会Bシリーズ

会場:サントリーホール 
🔗 詳細はこちら 

 🎵 5/17 東京都交響楽団 都響スペシャル 

会場:サントリーホール
ウルバンスキ、都響初客演。メインは既にNDRエルプ・フィルと録音も行っているショスタコーヴィチの交響曲第5番、前半にウルバンスキと同郷ポーランドの大家ペンデレツキの広島の犠牲者に捧げる哀歌、そして2015年リーズ国際コンクール優勝後活躍の場を拡げているアンナ・ツィブレヴァをソリスト迎えてのショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第2番。ショスタコーヴィチとペンデレツキを組み合わせることにより全体主義やファシズム、戦争と芸術作品とのテーマも浮かび上がろう。力業一本槍ではないセンシティブなウルバンスキのタクトに期待。 

🔗 詳細はこちら


🎵 5/16・17 水戸室内管弦楽団 第115回定期演奏会

会場:水戸芸術館コンサートホールATM 
衰え知らずのアルゲリッチが登場して披露するのはバルトークのピアノ協奏曲第3番。第1、第2に比べれば平明な曲には違いないにせよ難曲であることに間違いはない。シューマンの交響曲第2番ともども水戸室内管にとって初めて取り上げる作品だという。円熟の広上の指揮も堪能したい。 

🔗 詳細はこちら

 

 


🎵 5/17 群馬交響楽団 第608回定期演奏会

会場:高崎芸術劇場 大劇場 
ショスタコーヴィチ没後50年記念としてメインに交響曲第8番。高関の精緻な指揮がこの大作の構成を鮮明に浮かび上がらせるだろう。前半の細川俊夫:ハープと室内オーケストラのためのアイオロスー回帰Ⅲー(2014)は日本初演。 

🔗 詳細はこちら

 

 

 


🎵 5/17 京都市交響楽団 第700回定期演奏会

会場:京都コンサートホール 
まさに鬼才ホリガーの面目躍如たるプログラム。トラークルの詩にインスパイアされた自作の『エリス』管弦楽版とピアノ版(ホリガーが演奏)、そしてリスト晩年の『灰色の雲』『不運』のホリガー編曲による管弦楽版、京都信用金庫が創立60周年を記念して武満徹に委嘱した『夢窓』、最後にシューマンの交響曲第1番。指揮者、作曲家、ピアニストとしてのホリガーに遭遇。17日の1回だけなのがもったいない。 

🔗 詳細はこちら

 


🎵 5/20 CIRCUITは架橋する ~ 丁仁愛を迎えて 

会場:トーキョーコンサーツ・ラボ 
「我々が目指すべきは、複数の異なる文脈を結び付け、あるいは結びつかなくったとしても、その関係性に新たな価値を見出すことなのだ」とチラシに謳った現代音楽集団CIRCUIT、今回は東京生まれのフルート奏者丁仁愛(ちょん いんえー)を迎え、南はブラジルから北はフィンランド、勿論日本も入っている作曲家達の作品の架橋に挑戦する。クラリネットに岩瀬龍太、ピアノに川村恵里佳、ギターに山田岳。 

🔗 詳細はこちら

 


🎵 5/21・22・25 コンポージアム2025

会場:東京オペラシティ コンサートホール 
一人の作曲家によってテーマを組み上げるコンポージアム、今年のテーマ作曲家はオーストリアの作曲家ハースである。ハースといえば微分音。4分音、3分音、6分音と巧妙精緻に形作られるその響きが我々の耳にどう届くのか、乞うご期待。武満徹作曲賞は日中伊三国の1990年代出身者4人がノミネートされた。こちらも期待したい。
 

5/21 ゲオルク・フリードリヒ・ハース トークセッション
🔗 詳細 

5/22 ゲオルク・フリードリヒ・ハースの音楽
🔗 詳細 

5/25 2025年度武満徹作曲賞本選演奏会
 🔗 詳細  


🎵 5/28・30 VIOLA SPACE 2025 Vol.33

会場:紀尾井ホール 
33回目を迎えるVIOLA SPACE 2025 vol.33で2日間にわたって開かれるガラ・コンサート。Ⅰ)「二刀流ヴィオリスト!〜ヴィオラを弾いた作曲家 」と題しハイドン、ヒンデミット、ドヴォルザーク、シュニトケらが並ぶ。Ⅱ)「ヴィオラ愛好作曲家」はルクレール、パガニーニ、ブリッジ、メンデルスゾーン、クラーク、ビーミッシュら。今井信子、佐々木 亮、川崎雅夫、篠崎史紀、伊東 裕ら豪華メンバーに山下一史(指揮)桐朋学園オーケストラ 桐朋学園子供のための音楽教室弦楽オーケストラが出演。深く豊かなヴィオラ世界を堪能したい。
(6/3大阪公演、6/5仙台公演有) 

🔗 詳細はこちら


🎵 5/26・29トーマス・ヘル ピアノ・プロジェクト2025

会場:TOPPANホール
TOPPANホールと縁の深いトーマス・ヘルを核としたプロジェクト2夜。Ⅰはいわばハンガリー・プログラム。未だバルトークの影響の濃厚であった若き日のリゲティによる『ムジカ・リチェルカータ』からコンサートを始め、次にはそのバルトークのヴァイオリン・ソナタ第2番を山根一仁と。最後は円熟期の傑作、2台ピアノと打楽器のためのソナタを谷口知聡、竹原美歌、ルードヴィッグ・ニルソンら若手/中堅の名手と共演。そしてⅡは没後50年のショスタコーヴィチのピアノ三重奏曲第2番とデレヴィアンコ編曲による交響曲第15番(ショスタコーヴィチ自身もこの編曲を絶賛したという)を最初と最後の外枠に配し、真ん中にはショスタコーヴィチが終生尊敬し作品の糧としたバッハ作品からトッカータ ニ長調 BWV912を置く。実に見事なプログラミング。余談だが、ⅠのハンガリーとⅡのソ連、リゲティやショスタコーヴィチからハンガリー動乱やユダヤ問題が浮かび上がりもする。 

5/26「リゲティ&バルトーク」
🔗 詳細 

5/29「J.S.バッハ&ショスタコーヴィチ」
🔗 詳細  


🎵 5/27 Tomoki Kitamura Real-time Vol.7 Album d’un voyageur- Schubert・Liszt 北村朋幹 Real-time Vol.7

会場:ムジカーザ 
北村朋幹がムジカーザで定期的に開催しているReal-timeシリーズの第7弾はシューベルトとリスト。昼夜2回公演であるが、プログラム前半は双方シューベルトながら作品が全て異なり、後半のリストは『旅人のアルバム』 S.156より “第1部 印象と詩情”で共通。近年の北村はリストの『巡礼の年』をたびたび取り上げ録音も行っているが、今回もその興味の延長線上にあるのだろう。期待。 

🔗 詳細はこちら


🎵 5/29 福間洸太朗 ピアノ・リサイタル

会場:浜離宮朝日ホール
デビュー20周年を迎えたピアニストの福間洸太朗がスペインの巨匠イサーク・アルベニスの誕生日に『イベリア』全曲演奏会に挑む。スペインの陽光、情熱、哀愁に満ちた全4巻12曲のピアノ組曲で2024年8月にはアルベニスの生地・カンプロドンのアルベニス音楽祭で全曲演奏し好評を博した。20代前半で『イベリア』の虜になったという福間、持ち前のクール&ホットな音楽性でスペインの魅惑を描き尽くしてくれることだろう。  

🔗 詳細はこちら

 


🎵 5/31 太陽王の残光 ~ ヴェルサイユ宮殿で聴かれた音色

会場:日本ホーリネス教団東京中央協会 
昨年9月愛媛で好評を得たコンサートが東京にやってくる! イタリアやドイツに比べて演奏される機会の少ないフランス・バロック。その巧者たちが再結集して贈る一夜を心ゆくまで楽しみたい。 

🔗 詳細はこちら