Pick Up (2022/10/15)｜二期会 歌劇「蝶々夫人」｜林喜代種
二期会 歌劇「蝶々夫人」
2022年9月6日 新国立劇場（ゲネプロにて）
Photos & Text by 林喜代種（Kiyotane Hayashi）
東京二期会主催のプッチーニの歌劇「蝶々夫人」が、日本オペラ振興会、新国立劇場との3団体の共催で開催された。また東京二期会は今年創立70周年を迎えた、その記念公演 でもある。演出は今年96歳を迎えた演出家の栗山昌良、その代表作である。日本の伝統美を余すところなく描く。この「蝶々夫人」は演出もいろいろあるが、栗山演出は日本の心を発信する歌劇である。またアンドレア・バッティストーニの指揮はその伝統的日本美の舞台を邪魔することなく効果的に生かす音楽であった。
栗山昌良は100歳まで頑張らねばと言っていたとか。
その頼もしい心意気を良しとしたいと思う。
（2022/10/15)
