注目の公演&イベント|2023年11月
♩10/31,11/1,2 ハーゲン プロジェクト 2023
コロナ禍による2021年の2度の中止、延期を挟んだ待望の4年ぶりのハーゲン・クァルテット来日。4人が「ホームグラウンド」と語るトッパンホールでの3夜連続公演はそれぞれの日にベートーヴェンとモーツァルトを配し、そこにドビュッシー、ラヴェル、ウェーベルンを加えるという実に興味深いプログラミング。彼らのコア・レパートリーとフランス作品の取り合わせは大変に魅力的だ。既にベテランの域に達しているこの団体は、しかし老成することなく常に先鋭的な演奏を展開する。今回はどうなるか読めない。つまり聴くしかない。
10/31、11/1、11/2@トッパンホール
https://www.toppanhall.com/concert/series/hagen.html
王子ホールレジデントのピアノ・トリオとしてMAROワールドから誕生したステラ・トリオ(小林壱成vn、伊東 裕vc、入江一雄pf)の7回目。「今僕らがやりたい音楽」を用意しての今回もプログラミングに一捻りあり。実演に触れる機会が少ない若きシベリウス:ピアノ三重奏曲 ニ長調 「コルポ・トリオ」、フォーレ:ピアノ三重奏曲 ニ短調、そしてラフマニノフ:ピアノ三重奏曲 第2番「悲しみの三重奏曲」を並べた。小林は都響のコンマス、伊東も都響の首席チェロ奏者と同じ釜の飯の弦二人に兄貴分の入江、三者三様の音楽捌きが期待される。
11/1@王子ホール
https://www.ojihall.jp/concert/lineup/2023/20231101.htm
♩11/1 藤木大地 カウンターテナー・リサイタル Encounter-tenor 2023
藤木大地のEncounter-tenorというタイトルのリサイタル、今年のテーマは「さすらい人の愛と生涯」。マーラーの歌曲集《さすらう若人の歌》とシューマンの歌曲集《女の愛と生涯》を中核に、テーマに沿った、ドイツ語、フランス語、英語、日本語の歌曲を歌い継ぐ。昨年のプログラムが多様な彼の能力を幅広く示したものであったのに較べ、今年はかなり絞り込んだプログラムとなっており、より踏み込んだ世界を楽しませてくれるだろう。ピアノが名伴奏者マーティン・カッツというのも期待が大きい。
11/1@浜離宮朝日ホール
https://www.asahi-hall.jp/hamarikyu/event/2023/11/event2479.html
♩11/3,4,5,7,9 ファビオ・ルイージ指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 2023年11月来日ツアー
パーヴォ・ヤルヴィに率いられた2019年以来、4年ぶりのロイヤル・コンセルトヘボウ管来日の指揮者はファビオ・ルイージ、とこれまたパーヴォと同じく意外な人選。職人的な堅実さとパッショネイトな煌めきが炸裂するという二面性を持ったルイージに柔軟性という点で他の追随を許さぬコンセルトヘボウ管がどう応えるか。
11/3@ミューザ川崎シンフォニーホール
http://www.kawasaki-sym-hall.jp/events/calendar/detail.php?id=3321
11/4@愛知県芸術劇場コンサートホール
https://cte.jp/wp_detail/231104/
11/5@京都コンサートホール,11/7@サントリーホール
https://www.kajimotomusic.com/concerts/2023-royal-concertgebouworkest/
11/9@文京シビックホール 大ホール
https://www.b-academy.jp/hall/play_list/061280.html
♩11/4 日越外交関係樹立50周年記念 新作オペラ
チャン・マィン・フン《アニオー姫》(日本プレミア公演)〈朱印船が結んだ玉華姫と荒木宗太郎の恋〉
日越外交関係樹立50周年を記念し制作されたオペラ、チャン・マィン・フン作曲の《アニオー姫》、9月のベトナムでの初演に続き、日本プレミア公演が行われる。主な出演者はベトナム公演を引き継いでいる。歌手は日本語とベトナム語で歌うという挑戦的な取り組みも行ってきている。記念事業というにとどまらず、両国を結ぶ芸術的な絆となることを期待したい。
11/4@昭和女子大学人見記念講堂
https://anio-opera.jp/
♩11/5 シューベルト──約束の地へVol. 3「答えなき”謎”──ハーゲン・クァルテット」
「約束の地へ」と題し、シューベルトの音楽の世界を従来広く知られてきたとは言えない側面を含めて掘り下げるとともに、それが鳴り響く可能性を追究する住友生命いずみホールの演奏会シリーズの第3回には、ハーゲン・クァルテットが登場する。演奏されるのは、シューベルトとドビュッシーのいずれもト長調の弦楽四重奏曲。長大であるがゆえに演奏機会に恵まれているとは言えないシューベルトの傑作が、ドビュッシーの作品との交響においてどのように響くか期待が高まる。
11/5@住友生命いずみホール
https://www.izumihall.jp/schedule/20231105
B→C バッハからコンテンポラリーへ 256 は中 恵菜(ヴィオラ)。カルテット・アマービレ、新日本フィル首席として活躍する若きヴィオリストが初のオール無伴奏に挑む。J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番 、ブリテン:無伴奏チェロ組曲第3番 、細川俊夫:哀歌 (2011)、ペンデレツキ:無伴奏ヴィオラのための《カデンツァ》(1984)、ノックス:無伴奏ヴィオラのための《フーガ・リブレ》(2008、)野平一郎:トランスフォルマシオンⅢ ── J.S.バッハの5つの断片による(2018)と並べた。その実力の程を堪能させてくれるだろう。
11/7@東京オペラシティ リサイタルホール
https://www.operacity.jp/concert/calendar/detail.php?id=15722
バロック時代の3Sとして知られるシャインの《イスラエルの泉》は今年出版から400年を迎える。初期バロックの大家によるこの作品が全曲演奏されることは非常に珍しい。この機会を逃さず是非聴きたい演奏会だ。
11/10@五反田文化センターホール
https://peatix.com/event/3633134/view
サロン・テッセラでの「新しい耳」テッセラ音楽祭もついに33回の最終回を迎える。今回も第1日:Vib.會田瑞樹のソロリサイタル~光の舞~、第2日:Sax.大石将紀&Pf.廻由美子~フォーカス!~、第3日:Br.松平敬&Pf.中川賢一~告別~という日本現代音楽の先端を走る面々が集う。取り上げる作曲家もマーラー、シェーンベルクからジャズのエディ・ザウター&スタン・ゲッツ、會田による日本の現代作曲家群と個性派揃いだ。これは何かが起こる!
11/10~12@サロン・テッセラ
https://www.atarashii-mimi.com/
♩11/10~19 トゥガン・ソヒエフ指揮 ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン 2023
当初予定されていたヴェルザー=メストが病気療養のため降板、代わってトゥガン・ソヒエフが指揮する2年ぶりのウィーン・フィル来日公演(演目に変更なし)。ソヒエフと同オケ、共演履歴はあるものの現段階ではそこまで親密な関係ではないと思われるが、だからこそどのような「化学反応」が起きるのか予測が付きにくい。オケから極めて繊細かつ色彩感に富んだ音を引き出すソヒエフとウィーン・フィルの相性が良くないとは思えず、期待は高まる。ラン・ランとの共演もある。
11/10@愛知県芸術劇場コンサートホール
https://cte.jp/wp_detail/231110/
11/11@フェスティバル・ホール
https://www.festivalhall.jp/events/1589/
11/12,14,18,19@サントリーホール
https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/feature/wphweek2023/
11/15@横浜みなとみらいホール
https://yokohama-minatomiraihall.jp/concert/archive/recommend/2023/11/2843.html
♩11/11 プラチナ・シリーズ第3回 OKI DUB AINU BAND~欧米で喝采を浴びるアイヌルーツミュージック~
東京文化会館小ホールではあまり聴くことがない音、音楽だろう。樺太アイヌの伝統弦楽器「トンコリ」奏者OKIが率いるDUB AINU BANDは、ベースとドラムで強靭に補強したヘヴィなサウンドにアイヌ伝統音楽を融合し、越境をモットーにアイヌ音楽の新しい世界を切り開いたサウンドで人気を博している。小ホールプラチナ・シリーズでどのような音楽を聴かせ、聴衆を魅了するか、伝統にとどまらないアイヌの音楽の新たな世界が楽しめるだろう。
11/11@東京文化会館小ホール
https://www.t-bunka.jp/stage/18172/
♩11/11,12 NISSAY OPERA 2023 《マクベス》
日生劇場開場60周年を記念して行われる公演。同劇場でヴェルディの作品が取り上げられるのは、1970年のベルリン・ドイツ・オペラの《ファルスタッフ》以来、53年ぶりとのこと。タイトルロールのマクベスは今井俊輔と大沼徹が、マクベス夫人は田崎尚美と岡田昌子が歌う。ともに充分に力量を備えたキャスト、おおいに期待してよいだろう。
11/11,12@日生劇場
https://opera.nissaytheatre.or.jp/info/macbeth2023/
♩11/12 芥川也寸志メモリアルオーケストラ・ニッポニカ第43回演奏会
今回のテーマは「社会への眼差し」。人類のエゴの為に薙ぎ払われていく森林に思いを寄せた池辺晋一郎『悲しみの森』、死者たちが虚空で発する谺(こだま)に想いを寄せた三善晃『谺つり星』、天安門事件への林光の音楽家としての応えたる『第三交響曲 八月の正午に太陽は…』、と、とても重い作品群から吉松の『鳥のシンフォニア』が若い鳥への希望を紡ぐ。この世界を生きる我々にとってまたとない演奏会となろう。
11/12@紀尾井ホール
http://www.nipponica.jp/concert/next_concert.htm
芸劇リサイタル・シリーズ「VS」Vol.7に登場は実力派の二人、河村尚子とアレクサンドル・メルニコフ。異なる個性を持つピアニストのデュオが火花を散らすシリーズで、ピアノ1台4手連弾の傑作「シューベルト/幻想曲 ヘ短調 D940」、オーケストラの名作からドビュッシー/交響詩『海』」でこちらはドビュッシー自身が編曲の1台4手連弾版。2台ピアノは「ラフマニノフ/交響的舞曲」というスリリングなラインアップ。知情意の揃った二人がどんな世界を造形するか、楽しみだ。
11/14@東京芸術劇場
https://www.geigeki.jp/performance/concert269/c269-7/
♩11/15 アントニオ・メネセス 無伴奏チェロ・リサイタル
ブラジル出身の世界的チェリスト、伝説のボザール・トリオ最後のメンバーとして活躍、室内楽にも意欲を見せるメネセスが開く唯一無二の無伴奏リサイタル。バッハの無伴奏チェロ組曲&故郷ブラジルの現代作曲家作品の二本立てである。日本では実演機会の極めて少ない現代ブラジル作曲家の作品、ロナウド・ミランダ:エティウス・メロス(バッハへのオマージュ)、アルメイダ・プラド:プレアンブルム、マルコ・パディーリャ:インヴォカシオ 第1番に要注目だ。
11/15@トッパン・ホール
https://www.hirasaoffice06.com/concerts/view/458
♩11/14~26 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団来日公演 指揮キリル・ペトレンコ
ようやくのキリル・ペトレンコ&ベルリン・フィル in Japanである。2021年の同コンビ来日公演は御多分に漏れずコロナ禍で中止、ベルリン・フィルとしては2019年以来4年ぶりの来日(その際の指揮者はメータ)。ペトレンコとベルリン・フィルの録音はオケの自主制作盤から既にそれなりの点数が発売されており、映像のデジタルコンサートホールでもその演奏には触れることが出来るが、強烈な名演があるかと思えば技術的には完璧ながら表現的に未消化気味なものもあり、まだその全体像は掴めず、こういう場合は実演を聴くにしくはない。
(プログラムA)
11/14@レクザムホール
11/18@アクリエひめじ
11/21@ミューザ川崎シンフォニーホール
11/24,26@サントリーホール
(プログラムB)
11/16 @愛知県芸術劇場コンサートホール
11/19 @ フェスティバルホール
11/20 ,23,25@ サントリーホール
https://www.fujitv.co.jp/events/berlin-phil/
♩11/17 明日の記憶II 桒形亜樹子チェンバロリサイタル2023
古楽好きにも現代好きにも刺さる、古い楽曲と現代の楽曲とをチェンバロで演奏する桒形ならではのリサイタルの第2弾。音楽のタイムマシンに乗るつもりで是非どうぞ。
11/17@ムジカーザ
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02nf4at9ht731.html
♩11/18,19,21,23、25 ラハフ・シャニ指揮 イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
クラウス・マケラの天才ぶりが騒がれて久しいが、今年34歳とマケラよりは年長ながら指揮者においてはまだ完全に若手と言えるだろうラハフ・シャニも逸材中の逸材。現在ロッテルダム・フィルの首席指揮者を務め、2026年からはなんとミュンヘン・フィルの首席指揮者にも就任する予定だという。そのシャニがこの度率いて来日するはイスラエル・フィル、同オケの音楽監督にも2020年から就いているのだ。イスラエル出身のシャニにとってはまさに同郷たるこのオケとどのような演奏を聴かせてくれるか。ショパンの協奏曲では小林愛実との共演もあり、これも楽しみ。
11/18@フェニーチェ堺大ホール
https://www.fenice-sacay.jp/event/10610/
11/19@横浜みなとみらいホール、11/20@東京オペラシティコンサートホール
https://tempoprimo.co.jp/
11/21@アクロス福岡 福岡シンフォニーホール
https://www.acros.or.jp/events/13416.html
11/23@NHKホール
https://www.nhk-p.co.jp/2023/05/12/nhk音楽祭2023/
11/25@愛知県芸術劇場コンサートホール
https://cte.jp/wp_detail/231125/
♩11/19 グランプリ・コンサート2023 クァルテット・インダコ
大阪国際室内楽コンクール2023の弦楽四重奏部門第1位、同世代のイタリアの弦楽四重奏団の中でも特に注目を集めるクァルテット・インダコ。 “コンパクトなアンサンブルで、エナメル質と高揚感で満ちている” と評され、イタリアをはじめヨーロッパ各地や海外で定期的に演奏、活躍著しいアンサンブルだ。P.ヴァスクス:弦楽四重奏曲第5番、ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第10番 変ホ長調 「ハープ」、 シューベルト:弦楽四重奏曲第14番 ニ短調 「死と乙女」というプログラム。室内楽の最先端をぜひ聴きたい!
11/1~19@鳥取、静岡、三重、大阪、富山、熊本、大分、宮崎、神奈川、東京
https://jcmf.or.jp/2023/07/20/grandprix2023/
25歳で2022/23シーズンよりウィーン国立歌劇場管弦楽団とウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターに就任したナザレ生まれのヴァイオリニスト。バレンボイム=サイード音楽院でヴァイオリンを学び始め、11歳でウェスト=イースタン・ディヴァン管に入団、17歳で同オーケストラのコンサートマスターに就任。バレンボイム・サイード・アカデミーで学士号を取得するなど、期待の星。プーランク:ヴァイオリン・ソナタ、ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番、R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタというプログラムでどんな魅力を発揮してくれるか。
1734年製のストラディヴァリウス「Ex Lord Amherst of Hackney, Ex Fritz Kreisler」を使用。
11/22@浜離宮朝日ホール
https://www.asahi-hall.jp/hamarikyu/event/2023/11/event2507.html
♩11/23-26 東京二期会オペラ劇場 ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ《午後の曳航》
《午後の曳航》は三島由紀夫の作品をもとに作曲されたオペラ。ヘンツェが90年5月に三島由紀夫の「午後の曳航」を題材にベルリンで世界初演したドイツ語版《裏切られた海》を2005年に日本語版化したもの。今回の公演は、その稿のドイツ語版で行われ、こちらは日本初演となる。4年前に三島作品によるオペラ《金閣寺》を演出している宮本亞門が再び担当する演出、ドイツ語版での上演の意義をどのように見せてくれるか楽しみにしたい。
11/23-26@日生劇場
http://www.nikikai.net/lineup/gogonoeiko2023/index.html
♩11/24 G.F.ヘンデル オラトリオ「メサイア」 (全曲)
2021年にセンセーションを巻き起こしたアントネッロのメサイアが川口に帰ってくる!これは必聴!是非お運びを。
11/24@川口総合文化センター・リリア 音楽ホール
https://www.anthonello.com/schedule/detail/?id=78
♩11/26 ウィリアム・クリスティ指揮レザール・フロリサン 《ヨハネ受難曲》
バロックの巨匠ウィリアム・クリスティが手兵レザール・フロリサンを率いての来日、バッハの《ヨハネ受難曲》を指揮する。彼らのロ短調ミサはまるでフランス・バロックを思わせる官能性すら感じさせる美しさがあって驚かされたものだが、さてヨハネはどう演奏されるのか興味は尽きない。
11/26@東京オペラシティ コンサートホール
https://www.operacity.jp/concert/calendar/detail.php?id=15715
♩11/28 ベンヤミン・アップル バリトン・リサイタル ~魂の故郷
41歳という年齢からみれば、中堅の歌手といえるだろう。歌曲にコンサートにオペラにと活動範囲は広い。アップル本人は歌曲に強い思いがあるようで、すでに発売されているCDも歌曲が中心となっている。今回のリサイタルではさまざまな作曲家の作品をテーマを決めて集めてプログラムが作られている。ホロコーストの犠牲となったアドルフ・シュトラウスの作品がさりげなく織り込まれているなど、なかなか凝ったもの。日本でのリサイタルは初めてかと思うが、期待できるだろう。
11/28@浜離宮朝日ホール
https://asahi-hall.jp/hamarikyu/event/2023/11/event2500.html
♩11/30 能声楽家・青木涼子 コンサートシリーズ「現代音楽×能」第10回記念公演
能声楽家の青木涼子が2010年に開始し、これまでに20か国44名の作曲家が作品を届けてきた「現代音楽×能」演奏会シリーズの第10回記念公演。ベルギーのアヌリース・ヴァン・パレイス、坂田直樹の二人に委嘱した新曲の世界初演が行なわれるほか、クロード・ルドゥによる謡と弦楽四重奏のための「富士太鼓」の日本初演も行なわれる。青木と協働を続けてきたホセ・マリア・サンチェス゠ベルドゥによる謡とヴァイオリンの作品「彼方なる水」も取り上げられる。ヴァイオリニスト成田達輝ら気鋭の演奏も注目される。謡に新たな息を吹き込み、能から現代音楽の地平を拡げてきた青木の新境地を示す演奏会となろう。
11/30@東京文化会館小ホール
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000066066.html