特別企画|クラシック音楽界の新型コロナウィルス対応記録(2020年3月14日~31日)|本誌メンバー
クラシック音楽界の新型コロナウィルス対応記録(2020年3月14日~31日)
Japanese Classical Music World after 26. Feb. 2020(14. Mar. ~31. Mar.)
Pick Up (20/3/15)|2020年2月26日からの新型肺炎対応記録|本誌メンバー
3月14日 15日 16日 17日 18日 19日 20日
3月21日 22日 23日 24日 25日 26日 27日
3月28日 29日 30日 31日
★安倍首相が「新型インフルエンザ等対策特別措置法」の附則に(新型コロナウイルス感染症に関する特例)を追加する法改正の成立を受け記者発表
◆KAJIMOTO:この度、KAJIMOTOでは、3月14日(土)20:00より「こんなときやけど やっぱ(音楽)好きやねんTV Message from SIR ANDRAS SCHIFF」と題した番組のライブ・ストリーミングが決定致しました。番組第2弾となる今回は、現在開催中の「サー・アンドラーシュ・シフ ピアノ・リサイタル 2020」ツアーにおいて、この度の新型コロナウイルス感染症対策の一環で公演中止となった埼玉、札幌公演にご来場予定だったお客様や、公演を実施する東京・大阪公演においても、やむを得ずお越しになれなかったお客様に向けて、シフ本人が想いを語ります。 トーク・ゲストには、公私のパートナーである塩川悠子を迎えてお届け。番組はトークを中心に、この日だけの特別な演奏も予定しております。どうぞご期待ください!(7:05)
◆川島素晴 plays… vol.1 “肉体”:新型コロナウイルスが世界的な感染を拡げておりますが、2020年3月24日(火)19時、杉並公会堂 小ホールにて開催予定の「川島素晴 plays… vol.1 “肉体”」は、可能な限りの対策を講じた上で、予定通り開催致します。
<ご入場について>
・カンフェティ経由のチケット券面をお持ちの場合、入場は券面提示のみとし、半券をお預かりすることは致しません。
・今回はカンフェティ以外の券面をご用意しません。メール等での予約の場合は、お名前をお知らせの上、チケット券面無しでご入場頂きます。当日券の場合も、チケット券面無しでそのままご入場頂きます。
・パンフレットはお渡し致しませんので、所定の場所から各自お取り下さい。
・物品、花束等の差し入れについてはお預かりできかねますので、ご遠慮下さい。
<環境面での対策について>
・3月9日の感染症対策専門家会議による会見で、新型コロナウイルスの感染リスクが高い場所として、次の3つの条件が示されました。
- 換気の悪い密閉空間
- 人が密集している
- 近距離での会話や発声が行われる
これらのリスクを回避するために、各項目について下記の対応を致します。
- 元来、杉並公会堂は充分な換気がなされておりますが、本公演ではさらに、可能な限り扉を開放した状態で開催します。
- 座席を一席ずつ空け、且つ前後は互い違いになるように着席して頂きます。また、演者が発話する演目もあるので、最前列も着席できないように致します。(そのため、通常よりも客席数を半減させた状態となります。)
- 場内での会話や舞台に向けての発声を、原則的に行わないようにお願い致します。また、開演前、休憩中、終演後等に、ロビーでの会話も極力行わないようにお願いします。終演後の出演者や関係者とのご挨拶も行いませんので、終演後は速やかにお帰り下さい。
・「不特定多数が参加するイベントはクラスター連鎖につながるリスクが高まる」とのことも指摘されましたので、本公演にご来場の皆様のうち、主催者がお名前を把握していない方につきましては、可能な限り、事前・事後にメール等でご連絡を頂くか、アンケートへのご回答、当日の芳名帳への記載等を通じて、なるべくお知らせをお願いします。
<ご来場に際してのお願い>
- 新型コロナウイルスに感染している方、また感染者との濃厚接触を経た方、入国制限地域から日本に来て日が浅い方につきましては、ご来場をお断り致します。
- 風邪の症状のある方、37.5度以上の発熱がある方、持病をお持ちの(特にご高齢の)方につきましては、ご自身の体調に不安がある方は、ご来場をお控え下さい。
- 手洗い励行、咳エチケットへのご配慮をお願いします。また、館内にはアルコール消毒液が設置されておりますので、手指の消毒をお願いします。
- 以上の対策をもってしてもなお、本公演への参加が直接の原因となって新型コロナウイルスに感染することは考えにくいため、万が一この公演への参加を経た後に罹患した場合でも、主催者としては責任を負いかねます。
<開催延期の可能性について>
・杉並区は、3月9日に区内の公営施設の月末までの閉館を決定しました。杉並公会堂は公営ではありませんが、日本政府、東京都、杉並区等、自治体の判断等による不可抗力によりホール側からの延期指示が出る可能性もあります。その場合は、止むを得ず延期になる可能性があります。その際は改めてお知らせ致します。
・出演者、関係者に健康上の問題が生じた場合は、当日であってもキャンセルがあり得ます。その際は、既にチケット料金をお支払い頂いた方への払い戻しを行います。
◆山形交響楽団:第283回定期演奏会を無観客で開催。クラシック専門ストリーミングサービス「カーテンコール」にて同時配信を行う。
★ヨーロッパ各地の状況が厳しさを増している。
◆ ウィーンより:
- 先週火曜の政府の発表を受け、その日のうちに殆どの劇場が公演を取りやめ、翌日にはウィーン大学は閉鎖(オンライン授業に切り替え)。美術館も博物館も閉まり、金曜にはスーパーに人が詰めかけました。明日月曜からは生活必需品関連の店舗と飲食店以外は閉まり、午後3時までの短縮営業をするそうです。
- 覆面禁止法でマスクができないため、ちょっとした外出でも怖くなってきました。アジア人差別も増えているようです。
- オーストリアの感染者数は現在、日本と同じくらいだと思うのですが、クルツ首相は来週には千、再来週には一万人を超えると予測しています(今週半ばから救急車を一日に何台も見かけるようになりました)。
ウィーン国立歌劇場が本日15日から無料オペラ配信をします。日本でも鑑賞可能です。
https://www.wiener-staatsoper.at/en/staatsoper/news/detail/news/the-wiener-staatsoper-is-closed-but-continues-to-play-daily-online/
(蒲)
◆パリより:
11日発表のヨーロッパ人の渡米禁止措置、12日発表のフランス全土の教育施設、文化施設の閉鎖と100人以上の集会の禁止、そして昨晩14日発表のレストラン、カフェ、商店(楽器屋さんも例外ではありません!)の閉鎖措置、不必要な外出の自粛、ミサや礼拝の延期。。。医療の専門家達から、事態は予想以上に深刻でイタリアの二の舞にならないようにとの勧告があったこと、フランスの医療関係者の感染が、院内ではなく、日常生活での感染であると判明したことなどから、対応措置が次々と強化されて、政府が雪崩のようにコロナウイルス対策を発表、ヨーロッパ一体となった対策にする努力をしています。激動の数日間を体験したフランスでは、日本、イタリアを追いかけるように今朝から無期限の自粛生活がスタートしました。舞台芸術に関わる総ての人たちは自宅待機、学生達の授業、海外、国内のすべての研修も中止となりました。パリ音楽院は春休みが終わる4月19日まで閉鎖となりますが、5月6月の年末試験は予定通りとのことで、実技に関してはビデオによるレッスンなどを検討中です。
(金子)
◆ ロサンゼルスより:
こちらも来週から学校は休校、イベントや習い事も続々と中止になりつつあり、テレスタディもいよいよ現実化しそうです。 上からの情報や要請が、ドイツの例と同じく具体的で順を追っているので、“仕方ない” “ではどうしようか”と、皆が自主的に考え、動いている感じはします。
もちろん激しい買い占めは予想通りで、みんなそれなりに苦労してはいますが、今後の政府の動きによっては、感染拡大も、心配されているような暴動もある程度避けられるのではないか、と希望すら持ってしまうこの頃です。
(須藤)
★出演者の居住国の状況が変化 → 来日不可能で中止、延期
◆MCS:【重要・お知らせ】4/13「ダビッド・アストルガ テノール・リサイタル」公演延期のお知らせ 2020/03/16 10:59
MCSが主催で4月13日(月)に開催を予定しておりました「ダビッド・アストルガ テノール・リサイタル」は7月9日(木)に延期となります。
先週末、新型コロナウィルス感染症拡大により、出演者の居住する各国の出入国が厳しくなる等の状況のため、出演者より来日延期もしくは中止の要望がありました。会場の武蔵野文化事業団とも協議を重ねましたが、諸事情を鑑みて同公演は延期させていただくこととなりました。
- お客様ご予約のチケットは7月9日(木)の同公演でそのままご入場いただけます。
- 払い戻しをご希望の場合は、お手数ですが、以下に払い戻し先の口座番号をお知らせ下さい。
◆ウィーンより:
昨日の政府の発表により、本日16日から外出が制限されます(チロル州は不要不急の外出以外は「禁止」)。明日からはレストランの営業も全面禁止です。(蒲)
★EU委員長フォンデアライエンがEU入域を30日間制限と発表(G7会議を受け)
https://ec.europa.eu/commission/presscorner/detail/en/statement_20_477
https://www.youtube.com/watch?v=WJwyatHndSo
★スイスの緊急事態宣言を受け、留学生は全員日本に一時撤退の指示が出る
◆パリ・オペラ座
パリ・オペラ座は休演期間中、だれでもオペラ座の公演をインターネットで見られるようにします。公演の中継という意味ではなく、すでにある映像を流すだけのようです。
Le programme des spectacles disponibles en libre accès:
- Du 17 au 22/03: Manon
- Du 23 au 29/03: Don Giovanni (2019)
- Du 30 au 05/04: Le Lac des cygnes (2019)
- Du 06 au 12/04: Le Barbier de Séville (2014)
- Du 13 au 19/04: Soirée Robbins (2018)
- Du 20 au 26/04: Les contes d’Hoffmann (2016)
- Du 27 au 03/05: Carmen (2017)
サイトはoperadeparis.fr
(松浦)
◆春祭:公演中止 東京春祭 歌曲シリーズ vol.28
2020年3月23日(月)19:00 会場:東京文化会館 小ホール
マルクス・アイヒェ(バリトン)& クリストフ・ベルナー(ピアノ)
東京・春・音楽祭2020では、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う現在の状況を踏まえ、ひとつでも多くの公演を開催すべく、各方面との様々な協議を重ねてまいりました。
しかしながら、3月23日(月)に開催を予定しておりました上記公演につきましては、
海外からの渡航制限が拡大されたことにより、アーティストの来日がかなわなくなりましたため、やむを得ず中止とさせていただきます。
(藤堂)
◆ロサンゼルスより:
いよいよデジタル学習が本格化してきました。
貧困家庭を考慮してか、デジタル機器の貸し出しと臨時の無料WiFi使用も可能となり、さらに朝食昼食もピックアップ形式で無料提供するなど、子どもたちの学習の継続と生活援助を、国と自治体が必死に続けている気がします。
(須藤)
◆出演者から開催中止のツイート(主催者発表に先立ち)
エリザベート・クールマン、東京・春・音楽祭の公演中止。
My performances in April at the Spring Festival in Tokyo have been cancelled due to coronavirus restrictions. I'm very sorry for my Japanese fans. Stay healthy and positive! Every crisis has an end and opens up new possibilities!
— Elisabeth Kulman (@ElisabethKulman) March 17, 2020
◆紀尾井ホール:明日への扉中止
2020年3月27日(金)に紀尾井ホールで開催を予定しておりました「紀尾井 明日への扉 第27回川口成彦(フォルテピアノ)」公演は新型コロナウイルス感染拡大防止の措置として中止させていただくことになりました。公演を心待ちにしてくださっていた皆さまには、深くお詫び申し上げます。
◆一般社団法人日本クラシック音楽事業協会:メッセージ
クラシック音楽ファンの皆様および来日されるアーティストの皆様へ
クラシック音楽ファンの皆様へ
2月26日政府発表による「文化イベント等の今後2週の中止・延期要請」並びに3月10日発表の「3月19日までの追加延期要請」を受け、日本クラシック音楽事業協会ではこの要請を厳粛に受け止めて、会員各社の開催する多くの演奏会やコンサートを中止又は延期しております。
これらの判断については、公演の中止又は延期による感染防止策が功を奏し、今般の事態が終息の兆しを見せ、鎮静化に向かう事を心より願っているからに他なりません。
現在、当協会および会員各社では、政府の専門家の意見を踏まえ、感染症の医師からのアドバイスによるコンサートホールでの感染防止策の在り方等について研究をいたしております。
お客様各位におかれましては、新型コロナウイルス感染症に対して今一度正しい知識と関心を持っていただき、ご来場の折にはお客様ご自身による予防策に万全を期していただきますよう心よりお願いを申し上げます。
1日も早く環境が整えられ、お客様が安心してご来場される日をクラシック音楽事業協会会員一同心待ちにしております。
海外から来日されるアーティストの皆様へ
海外から来日する演奏家、演奏団体に対しては、日本の演奏会場や主催者が、感染症に対して最大限の予防対策を施していることを発信致します。
日本クラシック音楽事業協会は、今後も関係文化団体とも連携し、関係機関の指導のもと、お客様や演奏家に不安を生じさせない鑑賞環境ならびに演奏環境を創出すべく不断の努力を続ける所存です。
終わりに
日本クラシック音楽事業協会として、今般の感染症に起因して亡くなられた国内外の皆さまとご遺族に心からの哀悼を表すと同時に、感染された皆さまの一日も早い快癒をお祈りします。
2020年3月17日
一般社団法人日本クラシック音楽事業協会
◆公演中止 東京春祭 海外からの渡航制限拡大に伴い17日に発表済の2公演のほかに14公演を中止。(藤堂)
東京・春・音楽祭2020では、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う現在の状況を踏まえ、ひとつでも多くの公演を開催すべく、各方面との様々な協議を重ねてまいりました。しかしながら、会場となる美術館・博物館の一時閉鎖やお子様への配慮、さらに海外からの渡航制限拡大により、予定していた多くの出演者の来日がかなわなくなったことから、14公演を新たに中止とさせていただくことを決定いたしました。
◆東フィル:
このたび、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、3月26日(木)に開催予定でありました「第4回渋谷の午後のコンサート」を8月に延期することといたしました。公演を楽しみにされていたお客様には誠に申し訳ございませんが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
【延期公演】
第4回 渋谷の午後のコンサート
3月26日(木) 14:00開演 → 8月11日(火) 14:00開演
会場:Bunkamura オーチャードホール
指揮:小林研一郎
ギター:村治佳織*
ベートーヴェン/劇音楽『エグモント』序曲
ロドリーゴ/アランフェス協奏曲*
ドヴォルザーク/交響曲第9番『新世界より』
★新型コロナウイルス感染症対策専門家会議 「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」→ 政府及び自治体に対し提言、国民及び事業者へのお願い (https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000610566.pdf)
◆東京交響楽団:2020年3月28日第678回定期演奏会開催と一部出演者変更のお知らせ
東京交響楽団では、新型コロナウイルス感染症について、政府の基本方針等の発表を注視しながら、協議を重ねてまいりました。政府の専門家会議の見解等を踏まえ、医師の指導のもと、最大限の感染予防と拡大防止のための対策を実施した上で、「3月28日 第678回定期演奏会」を開催いたします。
出演者に関しては、健康状態や渡航歴等を調べたうえで出演いたします。さらに出演者全員に、毎日の検温と体調チェックを引き続きお願いしております。予定されておりました3名の外国人ソリストに関しては招聘を取りやめました。代わって、布施奈緒子(ふせなおこ)/アルト、櫻田 亮(さくらだまこと)/テノール、加耒 徹 (かくとおる)/バリトンが務めます。
同じく出演を予定していた横須賀芸術劇場少年少女合唱団は、新型コロナウイルス感染のリスクを避けるため、出演を断念いたしました。指揮者と相談の結果、同少年少女合唱団が歌う予定としていた箇所についてはソプラノ歌手陣が歌います。
◆大フィル:
第536回定期演奏会を無観客で開催。クラシック専門ストリーミングサービス「カーテンコール」にて同時配信を実施。
◆日本演奏家連盟:「新型コロナウィルス感染拡大防止のための舞台芸術公演の中止・延期の要請」に係る要望書提出
文化芸術振興議員連盟
会長 河村 建夫 先生
「新型コロナウィルス感染拡大防止のための舞台芸術公演の中止・延期の要請」に係る要望書
去る2月26日、安倍総理大臣は「多数の方が集まるような全国的なスポーツ・文化イベント等に ついて今後2週間は中止、延期または規模縮小等の対応を要請する」との発表を行いました。
私ども芸術家会議加盟団体においても、感染拡大防止の観点及び来場されるお客様の健康を第一として多くの団体がこの要請を受け、苦渋の決断の中で公演の中止や延期等の対応を行ってまいりました。その後政府専門家会議の判断が示され、3月10日にはさらに今後概ね10日間程度はこれまでの取組を継続するよう追加の要請が行われたところであり、現在、3月19日にどのような判断が示されるのか注視しているところです。
この度の新型コロナウィルスはWHOから世界的な大流行になっているという認識が示されており、この未曾有の事態を迎え、芸術活動を担う私どもといたしましても感染拡大防止についてあらゆる手立てを尽くして対応していく所存ですが、一方で芸術家会議加盟団体は、オぺラやオーケストラ、 バレエ、演劇、舞踊、伝統芸能などまさに実演家の集合体そのものであり、日々、自らの芸術活動によってのみ生計を立てる団体であります。公演の自粛・中止などが今後も続くならば、まさに芸術家や芸術団体にとって死活問題となっていくことは明々白々の事態であり、それは即ち長年に亘って積み重ねてきた日本の舞台芸術活動の存続の危機ともいえる事態であります。
もちろん新型コロナウィルスはあらゆる職種に莫大な損害をもたらしていることは理解しておりますが、殊に財政基盤の脆弱な舞台芸術団体にとっては、危機的状況と言わざるを得ません。
ここに、芸術家会議として以下の点を特に強く要望いたします。文化芸術振興議員連盟の先生方におかれましては、何卒ご助力賜りますよう心よりお願い申し上げます。
要望事項
1.公演中止や延期に伴い舞台芸術団体が被る損害への経済的支援をお願いいたします。
2.公演中止や延期に伴いフリーランスの舞台芸術関係者が被る損害への経済的支援をお願いいたいします。
新型コロナウィルスという目に見えないものによって、人々の不安感等が日を追って増長していくかのような感があります。このような世情にあって、まさに芸術文化の果たす役割は非常に大きく、 その灯を消さないために、何卒ご支援賜りますよう心よりお願い申し上げます。
以上
令和2年3月19日
芸術家会議 会長 伊藤 京子
★大阪府知事、大阪と兵庫間の往来を週末連休は控えるように要請
(厚労省が府県、大阪府・兵庫県内外の不要不急な往来の自粛を呼びかけるよう依頼)
★新型コロナウイルス感染症対策本部(第21回)首相発言
(https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/202003/20corona.html)
★「復興の火」震災の傷癒やす光 3月21日JR仙台駅に5万5000人超が来場
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202003/20200322_13008.html
◆パリより:3月21日早朝のパリからの情報です。
コロナウイルス、イタリアの信じられない惨状(昨日1日でイタリアで627人でが亡くなりました)に心が痛みます。
フランスでは1昨日は108人,昨日は78人が亡くなり、計12612人が検査で感染が確認されました。
フランスのアルザス地方ミュルーズ市では患者の激増で2−3日前からすでに集中治療室が足りなくなり、軍が出動してヘリコプターで他の地方の病院に重症患者を搬送、数日後をめどに病院近くの駐車場に30人の患者が入院できる軍の野営病棟を建設中です。
パリ地方もこの先同じように患者の激増が訪れるのではないかと予想されています。
フランスでこれまでに亡くなった方の大部分は70歳以上ですが、入院患者の半数は60歳以下、昨晩のニュースで驚いたのは、アルザス地方の医療関係者の40パーセントがすでに感染してしまっているということ。
感染を増大させないため、家族も来なかったり、面会禁止のまま孤独に息を引き取られる方が多いうえ、政府の規制で葬儀に参加できるのもごく限られた近親だけという言語に絶する状況が報道されました。
小春日和の中フランス全土の厳しい外出禁止生活が始まり、今日の報道ですと恐らく計5−6週間続きそうです。(禁止令の前にパリから田舎の別荘に移動した人もかなりいるようですが)
必要最小限の外出の他、現時点では、犬の散歩、ジョギングは、自宅のすぐ近くなら証明書を持っていれば認められますが、一緒に住んでいない家族やパートナー、恋人との面会も禁止。規則を守らない人が多いため、すべての公園、フランス全土の海岸、ニースの海岸の有名な遊歩道も閉鎖されました。
疲弊しながら働き続ける現場の医療関係者のインタビューを眼にすれば、いかにこの措置がこの先の個人個人の命にとって重大な意味があるのかが解ります。
(金子)
◆ <うた×箏 vol.2 〜今、日本に生きる作曲家たち〜>延期:
この度は<うた×箏 vol.2 〜今、日本に生きる作曲家たち〜>のご予約のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。 桜の芽も花開きだし、満開の気持ちでコンサートを迎えたかったのですが、昨日、昨今の騒ぎの影響により、ソプラノの薬師寺典子氏がベルギーより来日が叶わなくなってしまいました。
昨日関係者一同で話し合いをしました結果、大変申し訳ございませんが、本公演は開催を延期させていただく事になりました。
関係者一同、大変悔しい思いをしましたが、これを乗り切り再度開催に向けて前向きに取り組んで参る次第でございます。
何卒ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。(8:53)
★さいたまスーパーアリーナでキックボクシング大会「K-1GP」が開催される。観客は約6500人。「自粛のお願い」通じず。19日の専門家会議で提示された大規模感染につながる条件が全て揃った最悪の事例が早くも現実化。損失補填もなしで「お願い」だけする行政の限界が露呈した。
(齋藤)
★東京都知事より五輪延期の可能性、大規模イベント自粛要請は引き続き4月12日まで、首都封鎖の可能性ありとの記者会見
◆クレモナより:州知事令発布
3月21日夜,ロンバルディア州は,更なる厳格な制限措置を規定する州知事令を発出しました。措置の概要は以下のとおりです。州知事令は3月22日に発効し,4月15日まで有効です。
- 公共の場所での2人以上の集会の禁止。違反した場合は上限5,000ユーロの罰金。
- 業務開始前の医療従事者の健康状態モニタリング。
- 公共機関及び行政活動を実施する民間主体の活動停止,ただし必要不可欠な公共サービスの供給を除く。
- 非常事態もしくは必要不可欠な生産に関連しない手工業活動の停止。
- 屋外における市場の停止。
- 接客業(例:理髪師,美容師)の停止。
- 専門職事業活動の停止。延期不可で緊急のサービスもしくは期限が定められたサービスに関するものを除く。
- 全ての受入施設の閉鎖。但し,非常事態対応に関わる施設を除く。既に宿泊している客は,知事令の発効から72時間以内に施設を退去しなければならない。
- 建設工事の停止。道路,高速道路,鉄道,医療,病院,非常事態用施設の工事を除く。
- 飲料及び包装食品を販売する,「h24」と呼ばれる自動販売機の閉鎖。
- 屋外におけるスポーツ及び運動の禁止。一人で行う場合を含む。
キオスク,薬局,ドラッグストアは営業するが,1メートルの安全距離を確保しなければならない。
スーパーマーケット,薬局,職場における従業員及び客,治安当局が取り締まる者に対する体温測定の実施を推奨する。
公共交通機関は,現在有効な州条例が規定する,利用者間の距離に関する措置が引き続き適用される。
各自治体の長は,各自治体における個別の状況に応じて制限規定を更に強化することができる。
出所:ロンバルディア州HP該当ページ(州知事令原文(イタリア語)を含む)
◆ルンデ コンサート中止のお知らせ
2020年4月14日電気文化会館 ザ・コンサートホールで予定をしていました、 「児玉桃と仲間たち」 ですが、アーティスト全員の来日が困難となりましたので、中止いたします。
チケットの払い戻し等に関しましては、あらためてお知らせいたします。
◆東京コンサーツ:アミティ・カルテット公演延期
4/5アミティ・カルテットの公演ですが、まだ情報をリリースしておりませんが、延期開催の運びとなりました。8/16(日)へスライドとなります。(17:07)
★演奏家の来日が実質不可能となる状況
★首相、都知事より五輪およそ1年延期の発表、聖火リレーは中止で開催まで福島にとどまる予定。
◆都響:2020年4月3日公演中止
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、4月12日までイベント中止等の対応を継続するとの東京都の方針を踏まえ、4月3日に予定しておりました第900回定期演奏会の開催を中止とさせていただきます。
【公演中止】
4月3日(金)19時 第900回定期演奏会Bシリーズ
会場/サントリーホール
指揮/大野和士 ピアノ/藤田真央
ソプラノ/砂川涼子 メゾソプラノ/山下裕賀
テノール/宮里直樹 合唱/二期会合唱団
シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 op.54
メンデルスゾーン:交響曲第2番 変ロ長調 op.52《讃歌》
◆王子ホール(10:50):
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う渡航制限によりアーティストが来日できなくなり、大変残念ですが下記2公演の中止が決定いたしました。
- 4月5日(日)14:00 シモーネ・ラムスマ
- 4月23日(木)19:00 カルテット・アロド
ご来場を予定してくださった皆様には、大変ご迷惑をおかけします。
一日も早く日常が戻ることを祈っておりますが、まだまだ先が見えない状況です。
皆様におかれましても、ご無理なさらぬようくれぐれもご自愛ください。
◆4月21日(火)開催「アロド弦楽四重奏団」中止のお知らせ
4月21日(火)に武蔵野市民文化会館において開催予定でした「アロド弦楽四重奏団」は、出演者が居住するフランスを含む欧州からの渡航者に対する、日本政府による14日間の待機要請及び査証の効力を停止する措置のため、中止させていただくこととなりました。
◆東京・春・音楽祭2020では、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う海外からの渡航制限拡大により、海外に居住している出演者の来日がかなわなくなったことから、下記の公演を新たに中止とさせていただくことを決定いたしました。(14:30)
4/3(金) 19:00
シューベルトの室内楽 II~ミハル・カニュカ(チェロ)&関西弦楽四重奏団
東京文化会館小ホール
4/9(木) 19:00
クレメンス・ハーゲン(チェロ)&河村尚子(ピアノ)
ベートーヴェン チェロとピアノのための作品 全曲演奏会Ⅰ
東京文化会館小ホール
4/10(金) 19:00
クレメンス・ハーゲン(チェロ)&河村尚子(ピアノ)
ベートーヴェン チェロとピアノのための作品 全曲演奏会Ⅱ
東京文化会館小ホール
4/14(火) 19:00
戸田弥生(ヴァイオリン)の室内楽
クレメンス・ハーゲン(チェロ)、エル=バシャ(ピアノ)を迎えて
東京文化会館小ホール
4/15(水) 19:00
デジュー・ラーンキ(ピアノ)
東京文化会館小ホール
4/15(水) 19:00
世の終わりのための四重奏曲
児玉桃(ピアノ)とヨーロッパの仲間たち
上野学園石橋メモリアルホール
◆トッパンホール:
【お知らせ】公演延期でお知らせしました下記主催2公演について、アーティスト側との調整がつき、振替公演日が決定しました(16:00)。
#トーマス・ヘル 振替公演日:2021年3月17日(水)19:00
#アレクサンドル・メルニコフ 振替公演日:2021年1月21日(木)19:00
詳細はこちら→ https://www.toppanhall.com/news/2020032402.html
◆東京交響楽団 TokyoSymphony (17:30)
【3/28 定期演奏会|公演延期・会場変更のお知らせ】
開催を予定しておりました本公演は、新型コロナウイルス感染症についての政府及び23日発表の東京都の方針等を受け、現状での開催は難しいと判断し、延期することと致しました。 振替公演はミューザ川崎にて開催します。
【公演延期】2020年3月28日(土) 第678回定期演奏会 18時開演 会場:サントリーホール
↓
【振替公演】2020年8月13日(木)19時開演 会場:ミューザ川崎シンフォニーホール
http://tokyosymphony.jp/pc/news/news_4289.html
◆新国立劇場:【重要】3月27日(金)から4月12日(日)までの新国立劇場主催公演中止のお知らせ 2020年3月24日 https://www.nntt.jac.go.jp/release/detail/23_017251.html
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、当劇場は2月28日(金)から3月24日(火)まで、主催公演を中止しておりましたが、この度、専門家会議の提言、これを踏まえた政府等の要請を受け、4月12日(日)まで、引き続き感染症拡大のリスクを低減するとともに、公演等再開へむけた準備に万全を期するため、主催公演を中止とさせていただくことといたしました。
【中止する公演】
3月27日(金)~29日(日) ダンス『DANCE to the Future 2020』
4月7日(火)~12日(日) オペラ『ジュリオ・チェーザレ』
※4月5日(日)14時 賛助会員様向けの舞台稽古見学会も中止とさせていただきます。
4月9日(木)~12日(日) 演劇『反応工程』(初日を4月14日(火)に変更いたします)
公演を楽しみにされていました皆様には、心よりお詫び申し上げます。何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
ご購入いただいたチケットの払い戻し手続き等については、後日当劇場ウェブサイトでお知らせいたします。
4月14日(火)以降の主催公演の実施につきましては、引き続き政府関係機関の要請、情報等を踏まえて、できる限り迅速にお知らせして参りますので、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
なお、ダンス『DANCE to the Future 2020』につきましては、公演の一部にはなりますが、第3部<コンポジション・プロジェクトによる作品>を、ライブ・ストリーミング配信(無料)で皆様にお届けいたします。詳細はこちら をご覧ください。
2020年3月24日
公益財団法人 新国立劇場運営財団
★小池都知事 新型コロナ感染者の増加を受け(陽性者数:16→17→41人)都民に、今週末の不要不急の外出の自粛、平日の自宅勤務、イベントの中止・見直しを要請。
あくまで自粛の要請であり、それに伴う損害への都としての支援は行わない。
東京都として今後どのように対処するかという言及はなかった(軽症者の自宅待機などの運用可能性の検討など)。
都外から入ってくる人(勤務、観光)への自粛依頼に関しては、他県知事との電話会議で希望を伝える考え。(20:20)
★外務省:新型コロナウイルスの感染拡大を受け、外務省は世界全体の「危険情報」を「レベル2」に引き上げ、海外への不要不急の渡航をやめるよう求める方針を固めました。世界中を対象に不要不急の渡航をやめるよう求める危険情報を出すのは初めてです。(20:33)
★3月25日深夜24時になっても都内の24時間営業スーパーの買い占め行列伸び続ける。(齋藤)
◆滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール:【重要】主催公演中止と延期のお知らせ
滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール(2020年3月25日 昼12:00更新)
新型コロナウイルスの感染拡大防止を考慮し、滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールでは実施予定であった下記主催公演について中止、延期を決定いたしました。
なお、貸館公演の実施の有無につきましては、それぞれの主催者にお問い合わせください。
【中止する公演】
3月28日(土) びわ湖ホール声楽アンサンブル第70回定期公演
4月9日(木) 松竹大歌舞伎
【延期する公演】
4月4日(土) METライブビューイング『神々の黄昏』
4月5日(日) ベートーヴェン生誕250年記念 レクチャーコンサート ベートーヴェンの究極のソナタ
—————————————-
※4月5日(日)「ベートーヴェン生誕250年記念 レクチャーコンサート ベートーヴェンの究極のソナタ」は、振替公演を下記日程で開催することとなりました。
9月18日(金)18:30開演
会場 びわ湖ホール小ホール
・4月5日(日)の公演チケットで9月18日(金)の公演にご入場いただけます。振替公演日まで大切にお持ちください。
・残念ながらご来場が叶わないお客様には払い戻しをさせていただきます。
公演を楽しみにされていましたお客様にはご迷惑をお掛けすることとなり、誠に申し訳ございません。また、直前のご案内となりましたことをお詫び申し上げます。何卒ご理解いただきますようお願いいたします。
◆ NHK交響楽団 :4月定期公演の中止について
このたび新型コロナウイルス感染拡大防止のため、残念ながら4月定期公演(A・B・Cプログラム)を中止とさせていただくことになりました。各プログラム1日目に限り、無観客でFM生放送とTV収録を行う予定ですので、皆様には放送でご鑑賞いただければ幸いです。
NHK交響楽団では、新型コロナウイルス感染拡大防止のため4月定期公演を中止とし、当初実施予定だった各プログラム1日目にFM生放送とTV収録を行う予定です。
また渡航制限の影響により、レナード・スラットキン(指揮:全プログラム)、ブランフォード・マルサリス (サクソフォーン:Aプログラム)の来日が不可能となりました。 つきましては出演者を、下記の通り変更させていただきます*。
4月11日(土)6:00pm [Aプログラム] 指揮:熊倉 優* サクソフォーン:上野耕平*
細川俊夫/冥想~3月11日の津波の犠牲者に捧げる~(2012)
ジョン・アダムズ/サクソフォーン協奏曲(2013)
ヴォーン・ウィリアムズ/交響曲 第5番 ニ長調
4月17日(金)7:00pm [Cプログラム] 指揮:原田慶太楼* 語り:石丸幹二△
~コープランド生誕120年・没後30年~
コープランド/バレエ音楽「ロデオ」から 4つのダンス・エピソード
コープランド/静かな町
コープランド/リンカーンの肖像△
コープランド/バレエ音楽「アパラチアの春」
4月22日(水)7:00pm [Bプログラム] 指揮:広上淳一* ヴァイオリン:レイ・チェン
ハイドン/交響曲 第70番 ニ長調 Hob. I–70
メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
マクティ/交響曲 第1番~管弦楽のためのバレエ~(2002)
尚、チケット(定期会員券、1回券)をご購入された方には、払い戻しを行いますので、詳細については、近日中に当団ホームページでご案内いたします。
◆日本テレマン協会:
国内における新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3月27日(金)[会場:大阪倶楽部]に開催を予定しておりました 日本テレマン協会第509回マンスリーコンサートの公演延期を決定いたしました。振替日は5月12日(火)となっております。ご来場を予定しておられたお客様にはご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ございません。何卒ご了承賜りますようお願い申し上げます。ご購入頂きましたチケットはそのまま振替公演のチケットとしてご使用いただけます。
4月6日(月)会場:大阪市中央公会堂 に開催を予定しておりました第268回定期演奏会の公演延期を決定いたしました。振替日は8月24日(月)となっております。
5月1日(金)[会場:大阪倶楽部]に開催を予定しておりました 日本テレマン協会第510回マンスリーコンサートの公演延期を決定いたしました。振替日は6月12日(金)となっております。
◆一般社団法人日本クラシック音楽事業協会:メッセージ
クラシック音楽ファンの皆様へ
3月19日に行われた新型コロナウイルス感染症対策専門家会議において、全国的な大規模イベント等について、引き続き主催者自らがリスクを判断して慎重な対応をすべきとの提言がなされました。
当協会は、政府によるイベント自粛要請が発せられた当初より、基本的に要請を受け入れる立場を表明してまいりました。そのことが私たちの健康を守る有効な施策と考えるからです。
一方、当協会は、関係省庁への要望書を提出し、クラシック音楽の公演が専門家会議で言う大規模イベントの中でどのような位置付けなのか曖昧であることを指摘しました。また、公演実施の際のガイドラインについても国が指針を出すべきであると主張し続けております。
今般、自粛要請が再延長されることとなり、当協会としては会員各社に引き続き自粛をお願いする立場に変わりありません。しかしながら、クラシック音楽を渇望するお客様へ音楽を届けたいという思い、公演活動が停止することで引き起こされる実演家や事業者の苦境など、総合的に勘案して公演実施についての判断は各事業者に委ねたいと考えております。
そのため、公演実施の際の主催者としての対応策について、国が一定の指針を示すべきであると要望する一方、当協会としてもガイドラインを策定する予定です。すでに、医師からのアドバイスを受け、ガイドラインの骨子を作り始めております。お客様におかれましては、主催者がお願いする注意事項をご理解いただき、公演をお楽しみいただきたく存じます。
桜の季節がやってまいりました。1日も早く環境が整えられ公演が平常通り行える日を、お客様と心を一にして、実演家並びに日本クラシック音楽事業協会会員一同心待ちにしております。
感染症に起因して亡くなられた国内外の皆さまとご遺族に心からの哀悼を表すと同時に、感染された皆さまの一日も早い快癒をお祈りします。
2020年3月25日
一般社団法人日本クラシック音楽事業協会
★新型コロナウイルスの感染拡大を受け政府は26日、改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく「政府対策本部」を設置した。今後、全国的で急速な流行によって、国民の生活や経済に甚大な影響を及ぼす恐れがあると判断した場合、私権を制限できる「緊急事態宣言」を出すことが可能になる。
◆KAJIMOTO:【大切なお知らせ】 KAJIMOTO@Kajimoto_News (9:36)
テオドール・クルレンツィス 指揮ムジカエテルナ 公演中止のお知らせ http://musicaeterna2020.jp
2020年4月10日(金)京都コンサートホール、4月13日(月)4月14日(火)サントリーホールで公演を予定しておりました「テオドール・クルレンツィス指揮 ムジカエテルナ」公演は日本政府とロシア政府による新型コロナウイルス感染拡大防止のための入国制限措置により、EU加盟国在住の団員がロシアでのリハーサルと日本でのコンサートに参加できなくなったため中止させていただくことになりました。
日本公演のために臨時のメンバーを入れる、オーケストラを縮小してプログラムを変える等あらゆるシナリオを検討いたしましたが、芸術的な妥協はしたくない、納得の行く準備をした上でムジカエテルナの音楽をお届けしたい、というテオドール・クルレンツィス、団員一同の強い思いもあり、大変残念ながら公演の中止を決定いたしました。
◆春祭:【東京・春・音楽祭2020 全公演中止のお知らせ】
この度の新型コロナウイルス感染症拡大に伴う昨晩の東京都の自粛要請を受け、明日3月27日以降の全公演を中止とさせていただくことを決定いたしました。
公演を楽しみにしていた皆様には大変申し訳ございません。
チケットの払戻しのご案内につきましては、音楽祭公式サイトをご覧いただきますようお願いいたします。(14:10)
◆シャネル・ネクサス・ホール :4月〜6月公演中止のお知らせ
平素よりシャネル・ネクサス・ホールをご愛顧いただき、ありがとうございます。シャネル・ネクサス・ホールでは、新型コロナウイルスの感染拡大を鑑みて、お客様や出演者の健康や安全面などを第一に考えました結果、6月末までに開催予定の下記コンサートを、誠に残念ながら中止させていただくことになりました。公演を楽しみにしておられましたお客様には、大変ご迷惑をおかけいたしますことを深くお詫び申し上げます。
今後の対応につきましては、後日改めてウェブサイトにてお知らせさせていただきます。何卒事情をご理解のうえ、ご了承くださいますようお願い申し上げます。 (17:00)
【中止公演】
#シャネル・ピグマリオン・デイズ 2020
会場:シャネル・ネクサス・ホール
2020年 4月11日(土)
マチネ:八木 大輔(ピアノ)
ソワレ:前田 妃奈(ヴァイオリン)
2020年 5月10日(日)
マチネ:岩崎 洵奈(ピアノ)
ソワレ:鈴木 玲奈(ソプラノ)
2020年 6月6日(土)
マチネ:平間 今日志郎(ピアノ)
ソワレ:前田 妃奈(ヴァイオリン)
2020年 6月14日(日)
マチネ:八木 大輔(ピアノ)
ソワレ:水野 優也(チェロ)
#シャネル・ピグマリオン・デイズ 室内楽シリーズ
2020年 6月11日(木)、12日(金)、13日(土)
★都知事、記者会見で週末の不要不急の外出自粛を要請 (20:00)
◆ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2020開催中止のお知らせ (10:17)
2020年5月1日(金)~4日(月・祝)まで、東京国際フォーラムを中心に開催を予定しておりました「ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2020」(LFJ)は、このたびの新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響を受け、やむなく開催を中止することといたしました。
これまで、新型コロナウイルスに関する政府発表や社会状況を注視しながら、開催に向けて準備を進めておりましたが、3月18日に発表された諸外国からの入国制限拡大措置が4月末まで適用されることに伴い、多くのアーティストの来日がかなわなくなったこと、また、開催予定時期の国内感染の状況についても見通しが定かでないことから、企画の維持は困難と判断し、今回の決定に至りました。
世界的な感染急拡大という不測の状況下とはいえ、2005年から15年間、多くの皆様に支えられて継続してきた本音楽祭を中止せざるを得ない結果となりましたことは、まさに断腸の思いでございます。開催を楽しみにされていた皆様には誠に申し訳ございませんが、どうかご理解を賜りますようお願い申し上げます。また、ご支援をいただいております協賛先の皆様、開催に向け準備を進めてくださった関係者の皆様にも深くお詫び申し上げます。
なお、全ての公演において、ご購入済みのチケットは払い戻しを承ります。
払い戻し方法詳細につきましては、3月30日(月)以降にLFJ公式サイトにてご案内するとともに、ご購入時にご登録いただいたメールアドレスにご連絡をさせていただきます。
払い戻し受付期間:2020年3月30日(月)10:00 ~ 2020年5月31日(日)23:59
来年以降の実施については現時点で未定でございますが、再びラ・フォル・ジュルネ TOKYOでお目にかかれることを願っておりますので、皆様には引き続きご理解、ご協力を賜れれば幸いです。 今後ともラ・フォル・ジュルネ TOKYOをどうぞよろしくお願いいたします。
<ルネ・マルタンよりのメッセージ>
親愛なる日本のみなさん
私たちはいま、かつてない闘いに挑んでいます。
世界各国が目に見えない敵と日々闘っているのです。
大変残念なことですが、この状況下では、今年のラ・フォル・ジュルネTOKYOを中止せざるをえませんでした。
今年は、ベートーヴェンの偉大な作品を皆さんと共に分かち合うことができる喜びを胸に抱いていましたので、中止という決断は本当に悲しいことです。
日本での演奏を楽しみにしていたアーティストたちも皆、悲しんでいます。
しかし今は力を合わせて共に闘いましょう。
ベートーヴェンの交響曲第5番では、運命の扉が4回たたかれます。
今、まさに運命が扉をたたいています。
しかし私たちはより強くなることができるでしょう。
ベートーヴェンの音楽がこの困難から立ち直る力となり、私たちがより博愛に満ち、より人間らしくなれることを願っています。
そして必ずや、ベートーヴェンの素晴らしい音楽を再びみなさんと分かち合う日がおとずれることを信じています。
友情を込めて
LFJアーティスティックディレクター ルネ・マルタン René Martin
◆ マエストロ小林研一郎 80th 祝祭演奏会実行委員会:
公演変更:“マエストロ小林研一郎 80th 祝祭演奏会 VOL.2” 小林研一郎 80 歳(傘寿)記念&チャイコフスキー生誕 180 周年記念“KOBAKEN MUSIC FESTIVAL”2020公演実施について変更のお知らせ
東京・名古屋公演=開催延期、大阪公演=開催中止
平素より報道関係の皆様方におかれましては、本件催事告知などにご協力いただき、誠にありがとうございます。 東京、名古屋、大阪で開催を予定しておりました<“マエストロ小林研一郎 80th 祝祭演奏会 VOL.2”小林研一郎 80 歳(傘寿)記念&チャイコフスキー生誕 180 周年記念 “KOBAKEN MUSIC FESTIVAL”2020>につきまして、 日本政府の新型コロナウイルス感染症対策本部での要請に従い、ご来場のお客様の安全と健康、また感染拡大 防止の観点から、各地公演を下記の通り変更することといたしました。
#東京公演 延期のお知らせ
2020 年 4 月 7 日(火)、9 日(木)、10 日(金)、11 日(土)、12 日(日)サントリーホールにて予定しておりました、 <“マエストロ小林研一郎 80th 祝祭演奏会 VOL.2”小林研一郎 80 歳(傘寿)記念&チャイコフスキー生誕 180 周年記念 チャイコフスキー交響曲全曲チクルス “KOBAKEN MUSIC FESTIVAL”2020>は、以下の通り延期となります。
振替公演日程:
●2020年4月7日(火)19:00開演 サントリーホール(Aプロ/日本フィル)
⇒2021年4月7日(水)19:00開演 サントリーホール(Aプロ/日本フィル)
●2020年4月9日(木)19:00開演 サントリーホール(Bプロ/日本フィル)
⇒2021年4月13日(火)19:00開演 サントリーホール(Bプロ/日本フィル)
●2020年4月10日(金)19:00開演 サントリーホール(Cプロ/日本フィル)
⇒2021年4月27日(火)19:00開演 サントリーホール(Cプロ/日本フィル)
●2020年4月11日(土)17:00開演 サントリーホール(Dプロ/日本フィル)
⇒2021年7月13日(火)19:00開演 サントリーホール(Dプロ/日本フィル)
●2020年4月12日(日)17:00開演 サントリーホール(GALA/日本フィル)
⇒2021年8月30日(月)19:00開演 サントリーホール(GALA/日本フィル)
曲目: 全チャイコフスキー作品
A-プロ:交響曲第1番『冬の日の幻想』、交響曲第4番
B-プロ:交響曲第2番『小ロシア』、交響曲第5番
C-プロ:交響曲第3番『ポーランド』、交響曲第6番『悲愴』
D-プロ:ピアノ協奏曲第1番、マンフレッド交響曲
GALA :オペラ『エフゲニー・オネーギン』から「ポロネーズ」、
弦楽セレナーデ、ヴァイオリン協奏曲、序曲「1812」
出演(予定):指揮:小林研一郎 管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団
ソリスト:<7 月 13 日公演>ピアノ 上原彩子/<8 月 30 日公演>ヴァイオリン 神尾真由子
#名古屋公演 延期のお知らせ
2020 年 3 月 22 日(日)愛知県芸術劇場コンサートホールにて予定しておりました 『マエストロ小林研一郎80th祝祭演奏会VOL.2 チャイコフスキー交響曲 特別プログラム』は、以下の通り延期と なります。
振替公演日程:2021年2月24日(水)18:45開演 愛知県芸術劇場コンサートホール
出演(予定): 指揮:小林研一郎
管弦楽:名古屋フィルハーモニー交響楽団
名古屋公演のチケット払い戻しに関する詳細は、東海テレビ放送の公式サイトをご覧ください。 東海テレビ放送の公式サイト
名古屋公演お問い合わせ:クラシック名古屋 052-678-5310
#大阪公演 中止のお知らせ
ザ・シンフォニーホールにて予定しておりました 2020年3月7日(土)『マエストロ小林研一郎80th祝祭演奏会VOL.2 小林研一郎 炎のタクト!チャイコフス キー!』、同年4月5日(日)『マエストロ小林研一郎80th祝祭演奏会VOL.2 小林研一郎 チャイコフスキー・ ガラ・コンサート』は、中止となりました。
大阪公演のチケット払い戻しに関する詳細は、ABC クラシックガイドの公式サイトをご覧ください。 ABC クラシックガイドの公式サイト
大阪公演お問い合わせ:ABC チケットインフォメーション 06-6453-6000
この度の新型コロナウイルスに罹患された皆様と感染拡大による影響を受けられている皆様に心よりお見舞い 申し上げます。また、 一日も早い回復と事態の終息を願っております。 今後のウイルス感染症予防及び感染拡散防止のため、皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。 (10:01)
◆代官山蔦屋書店:【イベント】書籍『クラシックへの挑戦状』&琉球交響楽団アルバム『沖縄交響歳時記』発売記念 大友直人トークイベント中止
参加者および関係者の健康・安全面を第一に考慮し、新型コロナウイルス感染拡大防止策として、本イベントを中止とさせていただきます。参加をご予定されていた皆さまには誠に申し訳ございませんが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。(14:03)
◆都響:公益財団法人東京都交響楽団(東京都台東区/理事長:近藤誠一)は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から演奏会の中止を続けざるを得ない状況の中、自宅等で長い時間を過ごしていらっしゃるお子さんやご家族の皆様、そして都響を応援してくださっている全ての皆様へ向けて音楽を届けられるよう、名曲の数々を収録いたしました。都響スペシャル春休みの贈り物として下記の動画の無料配信を行うことをお知らせいたします。ご注目くださいますよう、お願いいたします。
※本動画は、楽員とスタッフの検温・マスク着用・手洗い、会場の消毒・換気など、感染リスクを下げるための細心の注意を払った上で、3月22日(日)に収録を行いました。
配信開始予定日時/2020年3月28日(土)10:00 (予定)
配信媒体/ Youtube https://www.youtube.com/user/TMSOMovie
出演/指揮:大野和士 管弦楽:東京都交響楽団 ソプラノ:栗林瑛利子(★の曲のみ出演)
配信内容/
長く愛される名曲を《みんなで歌おう!!》
♪すぎやまこういち:交響組曲『ドラゴンクエストⅤ』より「序曲のマーチ」
♪久石譲(編曲/萩森英明):映画『崖の上のポニョ』より「崖の上のポニョ」★
♪久石譲(編曲/萩森英明):映画『となりのトトロ』より「さんぽ」
♪久石譲(編曲/赤堀文雄):映画『天空の城ラピュタ』より「君をのせて」★
♪村井邦彦(編曲/猪股研介):翼をください★
♪杉本竜一(編曲/和田薫):ビリーブ★
♪すぎやまこういち:交響組曲『ドラゴンクエストXI』より「過ぎ去りし時を求めて」
オーケストラ名曲集《癒やしの音楽》
♪グリンカ:歌劇『ルスランとリュドミラ』序曲
♪スメタナ:連作交響詩《わが祖国》より「モルダウ」
♪マスカーニ:歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』間奏曲
♪フォーレ:組曲《ペレアスとメリザンド》より「シチリアーナ」
♪J.シュトラウスII:ワルツ「美しく青きドナウ」
<音楽監督大野和士よりメッセージ>
春休みを迎えた皆さん、東京都交響楽団と大野和士が"都響スペシャル「春休みの贈り物」"をお届けします。
お家で長い時間を過ごしていらっしゃる、お子さん、ご家族の皆さんに、また都響を応援してくださっている全ての皆さんに名曲の数々をお楽しみいただけたらと思います。
プログラムは、次のタイトルで2つ。
長く愛される名曲を《みんなで歌おう!!》
ドラゴンクエストのマーチから始まり、アニメの名曲を集めたオーケストラの演奏とともに皆さんで歌っていただけるプログラム。歌って、踊って、大きく深呼吸をしていただけたら幸いです。
オーケストラ名曲集《癒やしの音楽》
ご家族皆さんで楽しんでいただける、心休まる曲の数々。
そしてこのプログラムは、現在日々医療現場で、休む時も無く私たちのために診療を続けてくださっているお医者様、看護師の皆様方にも、心からのお礼の意味も込めて捧げさせていただきたいと思います。
皆様と力を合わせて、この難しい時を乗り越えて参りましょう。
そして、1日も早く再びコンサート会場でお目にかかれるよう都響楽団員一同と共に願っております。
東京都交響楽団 音楽監督 大野和士
<ソロ・コンサートマスター 矢部達哉よりメッセージ>
春休みを迎えられた皆さま、そして長い時間息の詰まるような生活をされているご家族の皆さまへ、ドラゴンクエストやモルダウなど小中学校の皆さんに音楽を届けることを活動の大きな柱にしている都響より、心を込めて魅力溢れる音楽の数々をお送りします。
この危機を乗り越え、また一日も早く健康で文化的な生活が戻ることを願っておりますし、皆さまとコンサートホールで豊かな時間を共有させて頂ける日を心待ちにしております。
大野和士監督と都響の音楽家たちは皆さまの心に寄り添い、明るい未来が訪れることを祈ります。
皆さまに希望の笑顔が戻りますように…。是非、お楽しみ下さい!
東京都交響楽団 ソロ・コンサートマスター 矢部達哉(18:03)
◆龍角散スペシャル:「龍角散 スペシャル ロン・ティボー・クレスパン国際音楽コンクール ガラ・コンサート」延期
2020年4月7日(火)東京文化会館・大ホールにて開催予定でした「龍角散 スペシャル ロン・ティボー・クレスパン国際音楽コンクール ガラ・コンサート」は、昨今の情勢及び東京都から発表された4月12日(日)までの大規模イベント自粛要請を重く受け止め、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点より、公演を延期させて頂きます。
延期公演は、
2020年9月7日(月)Bunkamuraオーチャードホール
にて開催予定です。
延期公演の出演者、開演時間、演奏曲目など詳細に関しては、後日、本ページにて発表いたします。
合わせて、払い戻しなどの詳細をまとめたプレスリリースを添付いたします。
龍角散 スペシャル ロン・ティボー・クレスパン国際音楽コンクール ガラ・コンサート
この度の新型コロナウイルスに罹患された皆様と感染拡大による影響を受けられている皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、 一日も早い回復と事態の終息を願っております。
今後のウイルス感染症予防及び感染拡散防止のため、皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
◆文化芸術振興議員連盟:緊急決議を政府に提出
文化芸術をつなぐため、今、必要なこと
文化芸術推進フォーラム
令和 2 年 4 月 6 日
私たちは今、世界的な新型コロナウイルス感染拡大という未曾有の事態に直面している。
2 月 26 日の感染拡大防止のための文化イベント自粛要請が出されてから 3 週間で 5000 回を超える公演中止が報告されてきた。それから一月余、中止は次々と今も続いて 5 月にまで至ろうとしており、創造や指導の現場からは仕事を失ったフリーランスの窮状、芸術団体の事業継続の危機について多くの声が発せられている。
一つの公演を成り立たせるために、多様な分野の専門家、アーティスト・スタッフが集まり、長い時間と資金をかけて準備しているが、公演中止により入場料収入を失っている。
既に行われた創作、稽古など人々の営為、舞台づくりの成果が陽の目を見ることなく、すべて失われてしまうことを意味する。これらの営為に酬いることが出来ず、次の創造の準に力を注げない事態に陥っている。こうした状況は公演にとどまらず、映画・映像製作の現場と上映する劇場、美術館・博物館の閉館にも及んでいる。鑑賞を楽しみにしている人々の気持ちにも応えられない。創造のサイクルの断絶である。
文化芸術は人々の想像力、創造性とノウハウの歴史的な蓄積、多様な分野の専門人材の総合力、そして人々の支援で成り立っているが、その分解は文化芸術の継承の危機であり、基盤が根こそぎ損なわれかねない。
今、この危機的状況を前にして、文化芸術推進フォーラムは以下の点について実現を強く要望する。
1.文化芸術振興議員連盟の緊急決議にある「文化芸術復興基金」を早急に創設すること。
基金規模としては最低一千億円とし、政府による拠出を早急に行い、官民の力を合わせた基金とするよう努力する。
基金による支援対象は、公演、映画・映像製作、展示会を中止した多様な事業者、芸術団体等及びキャンセルによって仕事と収入を失った実演家、アーティスト、スタッフ、指導者等の個人とし、専門機関で審議し、配分を決定すること。
2.ポピュラーからクラシック音楽、オーケストラ、ミュージカル、児童演劇、歌舞伎、能楽、落語、さらに映画・映像、メディア芸術、美術など広範な芸術分野から損失が生じていることが報告され、中には億単位での損失を抱える企業も生まれている。
既に中小企業、個人事業主向けの小口融資・給付などが発表されているが、こうした文化芸術関係者が文化芸術復興基金から実際に支援を受けるまで活動を継続できる規模の緊急融資を無利子無担保で行うこと。
以上
——————————————————————
緊急アピール
文化芸術推進フォーラム 構成団体(21団体)
公益社団法人日本芸能実演家団体協議会
一般社団法人日本音楽著作権協会
一般社団法人日本レコード協会
一般社団法人日本音楽出版社協会
一般社団法人日本楽譜出版協会
一般社団法人日本音楽作家団体協議会
芸術家会議
公益社団法人日本オーケストラ連盟
一般社団法人日本クラシック音楽事業協会
公益財団法人音楽文化創造
一般社団法人全国楽器協会
劇場等演出空間運用基準協議会
芸術文化振興連絡会<PAN>
一般社団法人コンサートプロモーターズ協会
協同組合日本映画監督協会
協同組合日本シナリオ作家協会
一般社団法人日本映画製作者連盟
一般社団法人日本美術家連盟
一般社団法人全国美術商連合会
一般社団法人日本美術著作権協会
一般社団法人日本写真著作権協会
——————————————————————
【3/28】
★安倍総理大臣記者会見
新型コロナウイルスの感染抑制は長期戦になるとしたうえで、新学期からの学校再開にあたって来週にも、改めて専門家会議から意見を聴く考えを示しました。また、リーマンショックの際を上回る規模の緊急経済対策を策定し、新年度の補正予算案を編成するとともに、収入が減少し、生活が困難になるおそれがある世帯などを対象に、現金給付を行う方針を示しました。
コロナウィルスの感染拡大は数日で大きくなるというのが他国の状況。現在の感染の拡がりがわかるのは2週間後になる。
緊急経済対策を10日程度のうちに取りまとめる。
自粛に伴う損失の補填、補償は行わないと明言。
長期戦の期間に関しては、質問にも答えず。
★東京の土日はさすがに繁華街も閑散。
★新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、政府は対策本部を開き全般的な方針などを盛り込んだ「基本的対処方針」を決定。
「基本的対処方針」
国内の状況は、すでに感染経路の不明な患者が増加、爆発的な感染拡大の可能性。
全般的な方針として情報の提供と共有、それにまん延防止策によって感染者の集団=クラスターを封じ込め、感染拡大の速度を抑制するとともに適切な医療の提供で重症者や死亡者の発生を最小限に食い止める。
感染症の発生状況や専門家が解析した情報などを正確で分かりやすく提供するとともに、企業や大学に対し海外渡航の是非の判断や帰国者への外出自粛の要請など必要な対策を講じるよう周知するとしています。
人が集まる施設での対策の徹底や入国制限や検疫の強化など水際対策の実施。
医療体制については患者の増加で重症者への治療に支障がある場合、軽症者は自宅療養とし、患者の増加に応じて一般の医療機関でも診療。
★コメディアンの志村けんが3/29に新型コロナウイルスで死去。70歳。
若者たちに衝撃が走る。
★4/1首都封鎖、などのデマ情報拡散 (19:51)
**************
「情報入ったので、下記共有します!
先程民放各社にも連絡が入ったようで、今晩 or 明日の晩に安倍総理の緊急会見があり、4/1からロックダウン(都市封鎖)という発表があるとのことです。期間は二週間〜三週間で長引く可能性があるのでは…という見立てのようです。テレビ局のプロデューサーからの情報なので、かなり確度高い情報かと思います。取り急ぎの情報共有です。
大切な人に回して下さい。
発表後、食料日用品皆ドッと買いに行くので早めに。」
***************
★政府・自民党は、イベントを中止した事業者の資金繰り対策として、チケットの払い戻しを求めなかった購入者を対象に、その金額を寄付と見なして所得から差し引くなど税制上の優遇措置を講じ、事業者の払い戻しを抑えて、手元に資金を残せるよう支援する方向で調整に入りました。
★ Lineがコロナ感染データ収集に政府への協力を開始
Lineに厚生労働省よりのコロナ感染調査が入る。
質問事項に答えて行くと年齢、性別、地域などの個人情報が掌握される仕組み。
Google、Amazonなどもビッグデータを提供、政府に協力とのこと。
◆Tokyo to New York Festival 2020:演奏会延期のお知らせ
この度、2020年4月11日(土) / 2020年4月18日(土)開催予定の「Tokyo to New York Festival 2020」は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、延期することとなりました。
このような未曾有の事態に戸惑いもございましたが、お客様の安心・安全を第一に考慮し、苦渋の決断となりました。色んな社会状況を考えて・・結論的には・・「お客様が安心して御来場出来る時に開催した方が良い」と判断しました。
ご来場を予定してくださっていた皆様には大変なご迷惑をおかけいたしますこと、心よりお詫び申し上げます。
事態の収束を待ち、同プログラム・同メンバーにて再演する予定でございます。その際には改めてご案内させていただきます。今後共どうぞよろしくお願い申し上げます。
皆様, この非常事態を一緒に乗り切りましょう。いつも本当に有難うございます。感謝を込めて。
Thomas Piercy
“Tokyo to New York Festival 2020”
[Notice of postponement of Tokyo to New York Festival 2020 concert]
The “Tokyo to New York Festival 2020” scheduled to be held on April 11, 2020 (Saturday) and April 18, 2020 (Saturday) has been postponed due to the coronavirus crises.
We sincerely apologize for any inconvenience this may have caused to the performers, composers, staff, and audience.
The safety and security of our performers, composers, staff, and audience comes first. Considering the various social situations (rehearsals, meetings, live concerts), it was decided it is better to postpone the concerts to a time when people can come together safely and with peace of mind.
These concerts will be rescheduled to later in 2020 or 2021. We look forward to seeing you in the future when we will celebrate life, living, and music making.
Let us work to survive this emergency together.
As always, take care, and thank you very much.
Thomas Piercy
“Tokyo to New York Festival 2020”
◆N響:2020年4月定期公演の中止について(3/30更新) (16:23)
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、2020年4月定期公演(3プログラム6公演)を 誠に残念ながらすべて中止させていただくことになりました。
公演を楽しみにされていたお客様にはご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解いただき ますようお願い申し上げます。
チケット代金の払い戻しにつきましては、4月中旬を目途に、チケットをご購入いただいた お客様宛てに、N響ガイドまたはお申し込み先の各プレイガイドからご案内させていただき ます。お手元のチケットは大切に保管して下さいますようお願いいたします。
なお、各プログラムの1日目に限り、無観客での演奏を行います。その模様はNHK-FM で生放送、またEテレ「クラシック音楽館」で後日放送される予定です。
渡航制限の影響により、当初出演を予定していたレナード・スラットキン(指揮、全プログラ ム)、ブランフォード・マルサリス(サクソフォーン、Aプログラム)、レイ・チェン(ヴァイオリン、 Bプログラム [3/30追記] )は、来日できなくなりました。つきましては下記の通り出演者を変 更させていただきます。
◉=出演者変更
Aプログラム
4月11日(土)6:00pm FM生放送
指揮:熊倉 優◉
サクソフォーン:上野耕平◉
細川俊夫/冥想~3月11日の津波の犠牲者に捧げる~(2012) ジョン・アダムズ/サクソフォーン協奏曲(2013) ヴォーン・ウィリアムズ/交響曲 第5番 ニ長調
Cプログラム
4月17日(金)7:00pm FM生放送
指揮:原田慶太楼◉
語り:石丸幹二* ~コープランド生誕120年・没後30年~
コープランド/バレエ音楽「ロデオ」から4つのダンス・エピソード コープランド/静かな町
コープランド/リンカーンの肖像* コープランド/バレエ音楽「アパラチアの春」
Bプログラム
4月22日(水)7:00pm FM生放送
指揮:広上淳一◉
ヴァイオリン:白井 圭(3/30追記)◉
ハイドン/交響曲 第70番 ニ長調 Hob. I‒70 メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64 マクティ/交響曲 第1番~管弦楽のためのバレエ~(2002)
◆東響:
新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、「4月12日(日)こども定期演奏会 第73回」を延期、「4月19日(日)名曲全集 第156回」「4月29日(水・祝)キッズプログラム〜0歳からのオーケストラ〜」を中止することとなりました。
払い戻しにはチケットが必要となりますので、お手元のチケットは大切に保管していただきますようお願い申し上げます。
公演を楽しみにお待ちいただいておりました皆様には心よりお詫び申し上げますとともに、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。 (18:11)