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撮っておきの音楽家たち |ハンスイェルク・シェレンベルガー(オーボエ奏者・指揮者)|林喜代種

ハンスイェルク・シェレンベルガー(オーボエ奏者・指揮者)
Hansjörg Schellenberger (oboe/conductor)

2023年6月29日 武蔵野市民文化会館大ホール
Photos & Text by 林喜代種(Kiyotane Hayashi)

世界的オーボエ奏者のハンスイェルク・シェレンベルガーが指揮者としてまたオーボエ奏者としてベルリン交響楽団と来日した。この日はモーツァルトのオーボエ協奏曲をシェレンベルガーのオーボエの吹き振りとベートーヴェンの交響曲第5番「運命」を指揮した。
ベルリン交響楽団は母体となるベルリン・シンフォニーオーケストラとドイツ・シンフォニーオーケストラが1966年に合併した。1989年ベルリンの壁の崩壊を経て現在の名称となる。2002年の初来日からこれまでに9回来日しており、各地で売り切れになるほどの人気を得ている。
オーボエ奏者のシェレンベルガーは1948年生まれ。13歳からオーボエを始め、1971年ケルン放送交響楽団のオーボエ奏者に、1977年からカラヤン指揮のベルリン・フィルにエキストラとして参加するようになり、1980年1月から2001年夏までベルリン・フィルのソロ・オーボエ奏者を務める。退団後はソリスト、指揮者として活躍。2013年度から2023年3月まで岡山フィルの首席指揮者に就任。
また3年に一度開かれる国際オーボエ・コンクール東京の審査委員長を1994年より務めている。今年10月に行われるこのオーボエ・コンクールの審査委員長として来日が予定されている。今回の来日ではフジコ・ヘミングのピアノでモーツァルトのピアノ協奏曲第21番を指揮し初共演している。昨年の夏にはベルリン近郊のラインスベルク音楽祭で、スメタナのオペラ「売られた花嫁」をベルリン交響楽団で数回演奏している。また年6回「ファミリーコンサート」という名称の定期演奏会をベルリン・フィルハーモニーザールで行っている。
この日のシェレンベルガーのオーボエの吹き振り、指揮の演奏はベルリン交響楽団と一体となって充実した演奏を披露した。

(2023/7/15)