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注目の公演・イベント|2022年6月

♩5/30、6/2 コンスタンチン・リフシッツ(ピアノ)BA-DSCH Project

今現在、世界で最も悲しい注目を集めているウクライナの、ハルキウ出身ピアニスト、コンスタンチン・リフシッツがバッハとショスタコーヴィチに挑む。バッハの慈愛が、ショスタコーヴィチの叫びが天まで届くか、鬼才の魂のピアノを是非直に体験したい。6月2日公演では山根一仁、東亮汰、川本嘉子、遠藤真理が共演する。

5/30,6/2@トッパンホール
https://www.toppanhall.com/concert/detail/202205301900.html
https://www.toppanhall.com/concert/detail/202206021900.html

 

♩6/1 陬波花梨  サクソフォンリサイタル

テナーサックスでフランクのヴァイオリン・ソナタ、これがどう料理されうるのかにまず関心がいく。編曲作品に加えパスカルなどサックス作品に定評ある作曲家の名前も見え、幅広いレパートリーを楽しめそうだ。

6/1@MUSICASA
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2205619

 

 

 

 

♩6/2~5 田中功起「何かの事後の勉強会の上映と、」

近年のアートの現場における労働やハラスメントの問題と、ブラジルでの日系移民による絵画史が接続され、参加者どうしが自身の体験をベースにディスカッションを行った、コロナ禍での1日だけの勉強会。ディルイーヤ・ビエンナーレ(サウジアラビア、2021年)での展示とルードヴィッヒ美術館(ドイツ、2021年)での上映ののち、日本で初めて公開される。

6/2~5@Theatre E9 Kyoto(映像上映と対話)
https://askyoto.or.jp/e9/ticket/20220602

 

♩6/4~7/11 宝塚歌劇花組 ミュージカル『巡礼の年~リスト・フェレンツ、魂の彷徨~』/ショー グルーヴ『Fashionable Empire』

フランツ・リストを主人公に据え、マリー・ダグー伯爵夫人とのロマンスと、ショパンとの友情を交えてその波乱の生涯を描き出す。作・演出は生田大和。ショーは稲葉太地が担当する。現代にもまだ生きる浪漫の息遣いを感じ取りたい。

6/4~7/11@宝塚大劇場
https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2022/junreinotoshi/index.html

 

 

 

♩6/7 北口大輔チェロ・リサイタル

日本センチュリー交響楽団首席チェロ奏者を務める北口大輔が挑むのは、バッハの《ゴルトベルク変奏曲》。3つの声部を一つの線で表した《無伴奏チェロ組曲》があるなら、3声からなるこの鍵盤作品も同じことが可能ではないかと、自ら世界で初めてとなるチェロ編曲を施した。あの名曲を1本のチェロで聴くという非常にユニークな試みを、ぜひこの目と耳で確かめてみたい。

6/7@豊中文化芸術センター小ホール
http://www.toyonaka-hall.jp/event/event-29720/

 

 

 

♩6/22,23 NHK交響楽団第1961回 定期公演 Bプログラム

東京春祭の『ノアの洪水』によっていわば耳が温まった状態で、気鋭のソリスト、気鋭の指揮者でブリテンのコンチェルトを聴く絶好の機会のように思える。バロックの名手によるモダンオケでのバッハ、モーツァルトとあいまって、その古典的たたずまいがどう彫琢されるか。

6/22、23@サントリーホール
https://www.nhkso.or.jp/concert/20220622.html

 

♩6/23 サンドリーヌ・ピオー ~夢想のおもむくところ Chimère~

フランスのソプラノ、サンドリーヌ・ピオーが、エリック・ル・サージュのピアノとともに歌う歌曲の夕べ。ドビュッシー、プーランクといったフランスの作品、レーヴェ、シューマン、ヴォルフのドイツ歌曲、ディキンソンの詩にバクス、プレヴィンというアメリカの作曲家が付曲したものと多彩なプログラム。同名のタイトルのCDとほぼ同じ構成だが、ピアノがスーザン・マノフからル・サージュに代わったことで少なからず変化があるだろう。その違いを楽しみにしたい。ル・サージュのピアノ独奏のシューマン、ブーランジェにも期待。

6/23@王子ホール
https://www.ojihall.jp/concert/lineup/2022/20220623.html

 

 

♩6/23 Phidias Trio vol.5 “Connect the Dots”

松岡麻衣子(vn)、岩瀬龍太(cl)、川村恵里佳(pf)により2017年に結成された「フィディアス・トリオ」の第5回定期公演。今回のプログラムは、安良岡章夫の作品が中心となるように、安良岡が影響を受けた新ウィーン楽派の作曲家、そして昨今のウィーンで活動する作曲家の作品が配置されたものとなっている。時代と国境を越え、音楽史上に浮かび上がってくる新たな星座をしかと見届けたい。

6/23@杉並公会堂 小ホール
https://phidias-trio.com/info/4501952

 

 

 

♩6/25 DUO×DUO

荘村清志、福田進一、鈴木大介、大萩康司というギターの達人4人が集ってなんとも楽しげなコンサートを開いてくれる。曲目はカルリ、ポンセ、ヴィヴァルディ、ジャン=マリー・レイモン、ピアソラ、武満・・・などなど多彩なことこの上なし。会場の皆が笑顔で帰れる会を期待したい。

6/25@トッパンホール
https://www.toppanhall.com/concert/detail/202206251700.html

 

 

 

 

♩6/26~28 Festival Fruezinho 2022(フェスティバル・フルージーニョ 2022)

立川、名古屋、大阪の三都市をめぐる音楽祭。サム・ゲンデルとサム・ウィルクスのデュオ、坂本慎太郎(メンバー : 坂本慎太郎 / AYA / 菅沼雄太 / 西内徹)、ブルーノ・ペルナーダス、cero(メンバー:髙城晶平 / 荒内佑 / 橋本翼)ら国境を越えた面々が参加して国境を越える喜びを奏でてくれるだろう。※出演者は公演地による

6/26~28@立川ステージガーデン、TOKUZO(名古屋)、ユニバース(大阪)
https://fruezinho.com/