撮っておきの音楽家たち|ネーメ・ヤルヴィ|林喜代種

ネーメ・ヤルヴィ(指揮者)

2011年11月19日 NHKホール楽屋(息子パーヴォ・ヤルヴィ と)
2019年5月22日 サントリーホール
photos & text by 林喜代種(Kiyotane Hayashi)

ネーメ・ヤルヴィが3年振りにNHK交響楽団を指揮した。50年を超える指揮者としてのキャリアと録音活動を記念して、イギリスの権威ある音楽評論誌「グラモフォン」より2018年の「クラシカル・ミュージック・アワーズ」の「生涯功労賞」という特別賞が彼に与えられた。ネーメ・ヤルヴィは1937年エストニアに生まれた。87歳を迎えてますます老練な指揮者としての存在を高めている。N響の首席指揮者パーヴォ・ヤルヴィの父である。またエストニア音楽界を長く牽引した大指揮者として良く知られている。膨大なレコーディングでも知られる存在でもある。隣国フィンランドのシベリウスや母国のトゥビン(1905~1982)の全交響曲をはじめ20世紀音楽も数多く録音している。レニングラード音楽院時代にはエフゲー二・ムラビンスキーに師事。1963~1979年までエストニア放送交響楽団(現エストニア国立交響楽団)の首席指揮者。1971年ローマ聖チェチーリア国立アカデミー主催の国際指揮者コンクールに優勝して世界的に知られるようになる。1982~2004年までエーテボリ交響楽団の首席指揮者を務めるかたわら、イギリス、アメリカの著名オーケストラの音楽監督を兼任した。2010年には音楽監督としてエストニア国立交響楽団に復帰。2011年11月の定期演奏会でNHK交響楽団と初共演。たまたま同時期の2011年11月パリ管の指揮者として来日していたパーヴォ・ヤルヴィとNHKホールの楽屋で親子の対面を果たしている。

(2019/6/15)