注目のコンサート|2017年6月

♩6/2 エマーソン弦楽四重奏団

ニューヨークを拠点に結成40年、世界最高峰のエマーソン弦楽四重奏団がヤマハホール・コンサート・シリーズに初登場する。グラミー賞8回、グラモフォン賞3回受賞という輝かしいキャリアを誇る。モーツァルト、バルトーク、ドヴォルザークというプログラムでたっぷりとクァルテットの魅力を聴かせてくれるだろう。
6/2@ヤマハホール
https://www.yamahaginza.com/hall/event/002532/

 

 

 

♩6/3、5 モンテヴェルディ「聖母マリアの夕べの祈り」 
リナルド・アレッサンドリーニ指揮 コンチェルト・イタリアーノ

今年はモンテヴェルディの生誕450年の記念の年、その曲が演奏される機会も多くなっている。彼の宗教音楽の代表作である《聖母マリアの夕べの祈り》を、リナルド・アレッサンドリーニの率いるコンチェルト・イタリアーノが取り上げる。彼らによるすばらしいCD録音はあるが、会場で響きにつつまれることで、作品もより身近に感じられることだろう。関東では二つの会場で演奏される。
6/3@神奈川県立音楽堂
http://www.kanagawa-ongakudo.com/detail?id=34763
6/5@武蔵野市民文化会館
http://www.musashino-culture.or.jp/eventinfo/2016/10/post-615.html
このほか、モンテヴェルディのマドリガルを中心とする世俗歌曲によるコンサートも予定されている。
6/8@ヤマハホール
http://www.yamahaginza.com/hall/event/2533

 

♩6/4 桂米團治 春秋座特別公演

モーツァルトをこよなく愛するという桂米團治が、上方落語とオペラを融合させた新分野「おぺらくご」で、お馴染みとなった《フィガロの結婚》を新演出にて上演。第一部では上方落語も上演される。東西の異質な舞台芸術、そして喜劇がどのように融合するのか、一度は見てみたいもの。
6/4@京都芸術劇場春秋座
http://k-pac.org/?p=2840

 

 

 

♩6/4 アキロン・クァルテット

トリトン・アーツ・ネットワークのSQW #130(クァルテット・ウィークエンド2017 – 2018)は昨年のボルドー国際弦楽四重奏コンクールで優勝、その色彩豊かで誠実かつ調和のとれた演奏が絶賛されたパリジェンヌ4人組アキロン・クァルテット。パリ国立高等音楽院卒業後もエベーヌ弦楽四重奏団などにアドヴァイスを受け、幅広い活動を展開している。プログラムにはデュティユー、ドビュッシーが。アキロンとは天と地を結ぶ「凧」(イタリア語)だそうで、空を翔ける4人を是非、目撃したい。
6/4@第一生命ホール
http://www.triton-arts.net/ja/concert/2017/06/04/2303/

 

 

♩6/4 A・レブランク弦楽四重奏団

ヴァイオリンの小林響を中心に1988年に結成されたカナダの精鋭、A・レブランク弦楽四重奏団。カナダの名ヴァイオリニスト、レブランクの名を冠し、国際的に活躍している。ハイドン、ベートーヴェンにバルトークのプログラムでその実力を聴かせる。
6/4@東京文化会館小ホール
http://www.proarte.co.jp/shop/products/detail.php?product_id=1698

 

 

♩6/5、7 タリス・スコラーズ

16世紀の英国の作曲家トマス・タリスの名を冠したア・カペラ合唱、タリス・スコラーズ。ルネサンス音楽のみならず、現代の作曲家への委嘱も積極的に行っている。創設44年という長期にわたり、高いレベルを維持してきているのは、指揮のピーター・フィリップスによるところが大きい。今回の来日では、モンテヴェルディの記念年ということで、二つのプログラムともに彼の作品が入れられている。また、パレストリーナの《教皇マルチェルスのミサ曲》にも注目したい。
6/5,7@東京オペラシティ コンサートホール
http://www.allegromusic.co.jp/TheTallisScholars2017.html

 

 

♩6/8 小曽根真&ゲイリー・バートン

ジャズ界の巨匠と称えられるゲイリー・バートンと、日本のトップランナー小曽根真のデュオ公演。バークリー音楽院の学生だった小曽根真の才能をいち早く見出し、米国でのキャリアを後押ししたバートン。以来、30年以上の時を経て、今やパートナーとしてツァーを重ねる小曽根。アコースティックにこだわった生音でのライブ公演が楽しみだ。
6/8@東京オペラシティ コンサートホール
http://www.kajimotomusic.com/jp/concert/k=602/

 

 

 

♩6/8 ハオチェン・チャン ピアノ・リサイタル

2009年第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールに史上最年少優勝、2010年ユジャ・ワンに続き期待の若手に贈られるエイブリー・フィッシャー・キャリア・グランド賞を受賞した中国の新鋭、ハオチェン・チャン。1990年上海生まれ、上海音楽院からカーティス音楽院に進み、現在フィラデルフィア在住。シューマン、リスト、ヤナーチェク、プロコフィエフで内的世界と超絶技巧を。
6/8@紀尾井ホール
http://www.kajimotomusic.com/jp/concert/k=592/

 

 

 

♩6/9 イリーナ・メジューエワ ピアノ・リサイタル

イリーナが日本コンサートデビュー20周年を迎える。そのベートーヴェンのピアノ・ソナタのディスクは、『レコード芸術』誌で「特選版」に選ばれるなど評価が高い。本公演でも、その得意とするベートーヴェンのソナタ4曲を取り上げる。
6/9@京都コンサートホール(アンサンブルホールムラタ)
http://www.kyotoconcerthall.org/calendar/?y=2017&m=6#key15457

 

 

 

♩6/10、17 シューマン・クァルテット

トリトン・アーツ・ネットワークSQW #131 に登場するのはシューマン・クァルテット。2013年ボルドー国際弦楽四重奏コンクール優勝、エリック・シューマン率いる気鋭の弦楽四重奏団である。世界が注目する若手の「今」を聴全2回のプログラムはハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、バルトーク。世界が注目するクァルテットの「今」を聴こう!
6/10,17@第一生命ホール
http://www.triton-arts.net/ja/concert/2017/06/10/2317/

 

 

 

♩6/11 ハインツ・ホリガー オーボエ・トリオ

オーボエ奏者、作曲家、指揮者として国際的に評価の高いハインツ・ホリガーが、バイエルン放送交響楽団ソロ・イングリッシュホルン奏者マリー=リーゼ・シュプバッハや、2015年国際オーボエ・コンクール軽井沢で日本人初の第1位に輝いた荒木奏美、笙の宮田まゆみと共演。ホリガーの最新作「エール(Airs)」のほか、どの曲も「聴いてみたい!」と思わせる贅沢なプログラムである。
6/11@浜離宮朝日ホール
http://www.asahi-hall.jp/hamarikyu/event/2017/06/event750.html

 

 

 

♩6/11 東京交響楽団 第128回定期演奏会

「道義イチオシ狂詩曲」と題し、民族色の強い自由な形式で書かれたラプソディ(狂詩曲)を並べる。フランス、ハンガリー、ルーマニア、日本(伊福部昭、外山雄三)の作曲家たちによる全6作。サクソフォン界の俊才、上野耕平をソリストに迎えてのラプソディックな午後。
6/11@ミューザ川崎シンフォニーホール
http://tokyosymphony.jp/pc/concerts/detail?p_id=XOBPPIUznPc%3D&month=06

 

 

 

♩6/11、17 ユリシーズ弦楽四重奏団

一柳慧プロデュースにより日本デビューのユリシーズ弦楽四重奏団はアメリカ、カナダ、台湾生まれの若きメンバー4人がNYで結成。11日は3人のアメリカ人作曲家にフューチャーしたコンサート約1時間と、聴衆との自由なディスカッション。17日は日米で活躍するva大山平一郎と、現代音楽のスペシャリストpf飯野明日香を迎えてのスペシャル・コンサート。古典から一柳作品まで、刺激的なプログラムだ。
6/11,17@神奈川県民ホール小ホール
http://www.kanagawa-kenminhall.com/detail?id=34946

 

 

♩6/11~18 調布国際音楽祭

鈴木優人がエグゼクティブ・プロデューサーを務める調布国際音楽祭(今年から「国際」を加えた)、深大寺本堂で行われるフランチェスコ・コルティ・チェンバロ・リサイタルや、鈴木雅明指揮バッハ・コレギウム・ジャパンによるオール・モーツァルト・プログラム、「ツィマーマンのコーヒーハウス」と名付けられたバッハの作品によるコンサートなど多彩なプログラムが組まれている。今後の発展を期待したい音楽祭である。
6/11~18@グリーンホール 大ホール、くすのきホールほか
http://chofumusicfestival.com/cmf2017/

 

 

 

♩6/13 ナレク・アフナジャリャン 無伴奏チェロ・リサイタル

2011年チャイコフスキー・コンクール優勝のアルメニア生まれの俊英、ナレク・アフナジャリャンの無伴奏の夕べ。ワシントン・ポスト紙で「成熟した天才」と賞賛された若手のホープがバッハ、J・クラム、黛敏郎、リゲティと攻めのプログラムで魅せる。
6/13@浜離宮朝日ホール
https://www.japanarts.co.jp/concert/concert_detail.php?id=555

 

 

 

♩6/16 椎名雄一郎オルガンリサイタル2017

10年にわたる「バッハ・オルガン作品全曲演奏コンサート」を完結し、その後もエネルギッシュに演奏活動を続けている椎名雄一郎が、宗教改革500年を記念し、『オルガン小曲集』全曲コンサートを行う。「バッハの音楽言語の辞典」とも称される曲集を、東京カテドラルの大オルガンで堪能する一夜。コラール歌唱は石川洋人、淡野太郎。
6/16@カトリック東京カテドラル関口教会 聖マリア大聖堂
http://www.allegromusic.co.jp/ShiinaYuichiro2017.html

 

 

 

♩6/16、17 日本フィルハーモニー交響楽団 第691回定期演奏会

ロシアの名匠ラザレフの指揮で聴くグラズノフとプロコフィエフ。日本では馴染みの薄いグラズノフの19世紀末の作品と、プロコフィエフの若かりし頃の先鋭的な20世紀音楽、どのような音楽体験となるか興味と期待は尽きない。
6/16,6/17@東京文化会館大ホール
http://www.japanphil.or.jp/concert/20178

 

 

 

 

♩6/17 ラッヘンマンの肖像

角田裕子、菅原幸子、そしてアルディッティ弦楽四重奏団と折り紙付きの実力者が揃った、現代音楽の巨匠ラッヘンマン御年82歳の来日コンサート。彼の音楽がどこから来てどこへ行こうとしているのか知る聴き逃すことのできない演奏会となろう。
6/17@水戸芸術館コンサートホールATM
http://arttowermito.or.jp/hall/hall02.html?id=1411

 

 

 

♩6/18 アルディッティ弦楽四重奏団

いずみホールの新シリーズ、「弦楽四重奏のフロンティア」の第一弾は、数多くの世界初演を手がけるなど現代音楽の最前衛を走り続けてきた「アルディッティ弦楽四重奏団」。本公演での世界初演は西村朗の新作。「現代音楽の古典」であるバルトークに始まり、クルターグ、リゲティ、そして西村と、現代音楽ファンにとっては聞き逃せない一夜だろう。
なお、東京公演はラヴェル、細川、西村、バルトーク。
6/18@いずみホール
http://www.izumihall.jp/schedule/concert.html?cid=1446
6/24@東京文化会館小ホール
http://www.t-bunka.jp/stage/host_10007.html

 

♩6/19 巨匠が愛したピアノたち 江口玲&阪田知樹デュオ

かつてカーネギーホールをはじめ全米で活躍していた特別なコンサートピアノが2台。1台は1887年製のスタインウェイで2度目に来日したホロヴィッツが絶賛したピアノ。もう1台は1912年製で1970年代からはホロヴィッツだけが演奏することを許された愛奏の銘器。キャリアの長い江口と2015年「紀尾井 明日への扉」に登場し、翌16年にリスト国際コンクールで優勝した新進気鋭の阪田のブラームスでのデュオは聴き逃せない。
6/19@紀尾井ホール
http://www.kioi-hall.or.jp/20170619k1900.html

 

 

♩6/21 ドミトリー・シトコヴェツキー ゴルトベルク変奏曲・弦楽三重奏版

言わずと知れたJ・S・バッハの傑作、ゴルトベルク変奏曲がこのように編曲されたことについては否定意見があるかもしれない。だが、騙されたと思って一度聴いてもらいたい。実に端正に仕上げられた極上の弦楽三重奏曲を耳にすることになろう。
6/21@ヤマハホール
https://www.yamahaginza.com/hall/event/002534/

 

 

 

♩6/22 ダン・タイソン ピアノ・リサイタル

東洋人として初のショパン国際ピアノコンクール優勝から37年、紡ぎ続ける音魂の旋律。先般のシフの演奏が大きな余韻を残すシューベルトの最後のソナタ、タイソンもまたこの長大なソナタに特別な想いを寄せる。どんな音楽世界を拓いてくれるか。他にショパンとリスト。
6/22@紀尾井ホール
http://www.kajimotomusic.com/jp/concert/k=593/

 

 

 

♩6/22、23 さくらんぼコンサート2017

モーツァルト交響曲全集CD発売記念として音楽監督飯森範親率いる山形交響楽団が行う特別演奏会は東京と大阪の2公演。2007年から8年半にわたったプロジェクト「アマデウスへの旅」の成果を披露。ナチュラルブラスでのモーツァルトを楽しみたい。協奏曲はベートーヴェンで東京/pf横山幸雄、大阪/vl木嶋真優。
6/22@東京オペラシティ コンサートホール
https://www.japanarts.co.jp/concert/concert_detail.php?id=558
6/23@いずみホール
http://www.yamakyo.or.jp/concert/2017/06/concert_1236.html#info

 

 

♩6/23日 アルディッティ弦楽四重奏団×白井剛(ダンス)

アルディッティ弦楽四重奏団とダンサー・振付家の白井剛との共演。両者のコラボはこれまでにも行われ、好評を博してきた。本公演ではクセナキスの作品が登場。プログラム前半には、細川俊夫がアルディッティのために作曲した「沈黙の花」も上演される。
6/23@ロームシアター京都サウスホール
http://rohmtheatrekyoto.jp/program/5186/

 

 

 

♩6/30 東京都交響楽団響 第835回 定期演奏会Bシリーズ

2016年6月のAB定期と対をなすプログラムで、テーマは”響き合う精神”。ブリテンの《パッサカリア》は、海を舞台にした歌劇『ピーター・グライムズ』第2幕第2場への間奏曲。日本初演となる細川俊夫《フルス(河)》は、この曲を捧げられたアルディッティ弦楽四重奏団とともに。ブリテン&スクリャビンの取り合わせも絶妙である。
6/30@東京オペラシティ コンサートホール
http://www.tmso.or.jp/j/concert_ticket/detail/detail.php?id=3036&year=2017&month=6