撮っておきの音楽家たち|ローラン・カバッソ|林喜代種

ローラン・カバッソ(ピアニスト・教育者)

2016年1月19日 JTアートホールアフィニス
photos and text by 林喜代種(Kiyotane Hayashi)

フランスのピアニスト、ローラン・カバッソが来日し、ベートーヴェンの大作『ディアべリ変奏曲』とフランス音楽の傑作を演奏した。響きのいいホールで得意の曲を披露した。そのタッチは「カバッソ・タッチ」と呼ばれているという。プログラムの記述によると、ベルベットのような音色を放ち聴く者の耳を虜にすると言われている。18歳でパリ国立高等音楽院ピアノ科、室内楽科を一等で卒業する。数々のコンクールに入賞する。例えばゲザ・アンダ、1983年東京国際、1987年クララ・ハスキルに入賞する。そして国際的に活動を始める。
また録音も多く、新譜が出る度にディアパソン・ドール、ショック賞など有名な音楽賞の受賞を重ねている。1993年からストラスブール音楽院のピアノ科の教授を、またパリ国立高等音楽院でアシスタント・プロフェッサーを務めている。ミシェル・ベロフのもとで、2015年第17回ショパン国際ピアノコンクールで有名になったチョ・ソンジンをいま音楽院でバリバリ教えているとのこと。「映画に行くように、演奏会に足を運んで欲しい」との想いに企画者も大いに賛同し今回の公演となった。

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