撮っておきの音楽家たち|トゥガン・ソヒエフ|林喜代種

トゥガン・ソヒエフ(指揮者)

2017年11月14日 KAJIMOTO(銀座)
2017年11月23日 N響/サントリーホール
photos & text by 林喜代種(Kiyotane Hayashi)

指揮の世界で今40代前後の中に才能豊か人が多く存在する。その中の一人がトゥガン・ソヒエフである。ドゥダメル、ネゼ=セガン、ネルソンスと肩を並べる四天王の一角に存在する。そのトゥガン・ソヒエフが2017年11月に来日し、 N響を指揮した。プロコフィエフのオラトリオ「イワン雷帝」(Cプロ)、同じくプロコフィエフの組曲「キージェ中尉」、スキタイ組曲「アラとロリー」、交響曲第 7番「青春」(Cプロ)を振った。N響とは2008年から共演している。指揮の写真はサントリーホールでの公演。自在に音楽を作っていく指揮は聴いていて音楽に身を委ねる安心感がある。
トゥガン・ソヒエフは1977年北オセチア共和国ウラジカフカスに生まれる。2005年28歳でフランスのトゥールーズ・キャピトル劇場管絃楽団の首席客演指揮者及び音楽アドヴァイザーに就任。2008年から音楽監督を務めている。
ウィーン・フィル、ベルリン・フィル、コンセルトヘボウ管、シカゴ響、などに客演している。現在ボリショイ劇場の音楽監督も務めている。
かつてマゼール、シャイー、アシュケナージ、ケント・ナガノが務めたベルリン・ドイツ響の音楽監督も、2012年から2016年まで、メッツマッハーの後を継ぎ兼任していた。
今年の3月トゥガン・ソヒエフはトゥールーズ・キャピトル国立管絃楽団を率いて来日公演を行なう。このオーケストラは30年以上もの間、プラッソンの指揮のもとでパリの華やかさとも、リヨンの洗練さとも異なる原色色彩をもつ演奏を特色としてきた。またソヒエフはマリンスキー劇場やメトロポリタン歌劇場、エクサンプロヴァンス音楽祭などでのオペラの指揮も多く、現代注目の指揮者の一人である。

(2018/1/15)