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注目のコンサート|2017年2月

%e3%82%b3%e3%83%ac%e3%82%ae%e3%82%a6%e3%83%a0♩2/3 バッハ・コレギウム・ジャパン ベートーヴェン「ミサ・ソレムニス」

鈴木雅明&バッハ・コレギウム・ジャパンがベートーヴェンに挑戦する。古楽器による「ミサ・ソレムニス」の上演は非常に珍しく、貴重な機会となる。独唱にはアン=ヘレン・モーレン、ロクサーナ・コンスタンティネクスら、鈴木の信頼の厚いメンバーが顔をそろえる。
2/3@東京オペラシティ コンサートホール
https://www.operacity.jp/concert/calendar/detail.php?id=7373

 

 

 

 

%e3%82%b3%e3%83%bc%e3%83%a9%e3%82%b9♩2/3 The Chorus Plus IV

日本合唱界の重鎮栗山文昭と栗友会、現代音楽を中心に注目を集めている西川竜太と混声合唱・空、女声合唱団・暁、さらに馬頭琴やハーモニカなども加わる挑戦的な演奏会。
一柳、猿谷、塚本、湯浅といったいわゆるクラシック系の現代音楽を書く作家と、川井、篠崎、武永、鍋島、山下、渡辺という劇伴・ポピュラー音楽寄りの作家を一堂に会させたとき何が起きるのか楽しみだ。
2/3@サントリーホール ブルーローズ
http://www.jcaa1970.com/jcon.htm

 

 

%e3%83%88%e3%83%aa%e3%82%aa%ef%bc%88%e3%82%af%e3%83%ac%e3%82%b8%e3%83%83%e3%83%88%e3%81%aa%e3%81%97%ef%bc%89♩2/3 まつきとわたるとはなこのトリオ

Hakujuのスーパー・リクライニング・コンサートの第122回は、それぞれがソリストとして活躍する松本和将(pf)、上里はな子(vn)、向井航(vc)の3人によるピアノトリオ。2010年、広島の音楽祭で出会い結成、国内でも珍しい常設のピアノトリオである。「リベルタンゴ」「愛の喜び」「愛の讃歌」などのほか、若き日のブラームスの傑作「ピアノ三重奏曲第1番」まで、室内楽の楽しさを披露してくれる。
2/3@Hakuju Hall 昼夜2回公演
http://www.hakujuhall.jp/syusai/78.html

 

%e6%96%b0%e6%97%a5%e3%83%95%e3%82%a3%e3%83%ab♩2/3、4 新日本フィルハーモニー交響楽団 4回ルビー

フィンランドの俊英ユッカ=ペッカ・サラステはシベリウス音楽院でエサ=ペッカ・サロネン、オスモ・ヴァンスカと同級生。振るのはチャイコフスキー「交響曲第4番」。「メンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」にはレイ・チェンを迎える。台湾出身のヴァイオリニストで、エリーザベト王妃国際音楽コンクールの優勝者。王道のプログラムを楽しみたい。
2/3,4@すみだトリフォニーホール
https://www.njp.or.jp/archives/1025

 

 

 

1702_carmen_t♩2/3〜5 藤原歌劇団公演「カルメン」

山田和樹の初のオペラ挑戦となる「カルメン」ニュープロダクション。演出は岩田達宗。カルメンにはダブルキャストでミリヤーナ・ニコリッチとゴーシャ・コヴァリンスカが藤原のステージに初登場する。小林沙羅と伊藤晴のミカエラも要注目だ。
2/3~5@東京文化会館 大ホール
https://www.jof.or.jp/performance/1702_carmen/

 

 

 

 

%e3%81%93%e3%82%93%e3%81%ab%e3%82%83%e3%81%8f%e5%ba%a7♩2/3〜5 こんにゃく座「想稿・銀河鉄道の夜」 

こんにゃく座と縁が深い宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を「想稿・銀河鉄道の夜」とした北村想の台本にこんにゃく座の萩(作曲)と大石(演出)が挑む。(萩曰く)「このオペラを通じて、ここではない世界を見据える賢治の視線を、観客のみなさまと共有でき」る室内オペラの貴重な体験となるだろう。
2/3~5@世田谷パブリックシアター
http://www.konnyakuza.com/syusai.html

 

99_belfagor_01♩2/4、5 東京オペラ・プロデュース「ベルファゴール」

上演される機会の少ない作品を積極的に紹介し続ける東京オペラ・プロデュース。その第99回定期はレスピーギのオペラ「ベルファゴール」日本初演。2013年の「ラ・フィアンマ」に続くレスピーギ上演である。作品の持つドラマ性と音楽性をたっぷり味わいたい。
指揮は時任康文、演出は馬場紀雄。
2/4,5@新国立劇場 中劇場
http://operaproduce.web.fc2.com

 

 

 

%e3%83%96%e3%83%a9%e3%82%a6%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%8f%e3%83%a0♩2/7 ロナルド・ブラウティハム フォルテピアノ・リサイタル

アムステルダムとロンドンで学び、アメリカでルドルフ・ゼルキンに師事したオランダを代表する演奏家。1984年には、オランダで最高の音楽賞である「オランダ・ミュージック・プライズ」を受賞。モダン・ピアノでの他に、フォルテピアノ演奏にも情熱を傾け、様々なオーケストラと共演している。今回はモーツァルトとベートーヴェンのソナタを揃えた。
2/7@トッパンホール
http://www.toppanhall.com/concert/detail/201702071900.html

 

 

 

piano-trio♩2/11 ピアノ・トリオ・スペクタクル(中野翔太・松永貴志・金子三勇士)

中野翔太・松永貴志・金子三勇士の若手ピアニスト3人がそれぞれのレパートリーのほか、デュオ、トリオと多彩な組み合わせで「魅せる」スペクタクル・バレンタインコンサート。リスト、ショパン、ジャズ、松永オリジナル作品、映画など、3人の魅力全開。3台の「ボレロ」「スターウォーズのテーマ」や如何に。
2/11@東京オペラシティ コンサートホール
http://www.japanarts.co.jp/concert/concert_detail.php?id=487

 

 

 

%e4%bd%90%e8%97%a4♩2/11 佐藤俊介の現在(いま)Vol.

気鋭のヴァイオリニスト佐藤俊介が3年間にわたり、続けてきた「佐藤俊介の現在」の最終回のテーマは、戦間期のヴァイオリン、クラリネット、ピアノの三重奏。この編成のために書かれた作品は数少ないが、どれも名作、との佐藤の言葉。ミヨー、ハチャトゥリアン、ストラヴィンスキー「兵士の物語」三重奏版など、ヒストリカル・クラリネットのロレンツォ・コッポラと小菅優のメンバーで贈る。
2/11@彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール
http://www.saf.or.jp/stages/detail/3749

 

 

 

n%e9%9f%bf%ef%bc%92%e6%9c%88%ef%bc%91%ef%bc%91%e6%97%a5♩2/11、12  NHK交響楽団 第1856 定期公演

フィンランドの指揮者パーヴォ・ベルグルンドに名前を由来するエストニア出身のパーヴォ・ヤルヴィ(父はやはり指揮者のネーメ・ヤルヴィ)、今回はエストニアの北欧新調性主義の大家ペルト、同じくエストニアのトゥール、そして彼らの源流たるシベリウスである。日本のオーケストラによって彼ら北欧の音楽がどのように会場を満たすのか興味深い。
2/11@NHKホール
http://www.nhkso.or.jp/concert/concert_detail.php?id=579

 

 

 

0214%e5%86%ac%e3%81%ae%e6%97%85mm%e3%83%9b%e3%83%bc%e3%83%ab♩2/14 マーク・パドモア&ティル・フェルナー「冬の旅」

イギリスの名テノール、パドモアとウィーン生まれのピアニスト、フェルナーの組み合わせでのシューベルト「冬の旅」。この二人、すでにシューベルトの3大歌曲でコンサートを重ねており、その果実を存分に披露してくれることだろう。
2/14@横浜みなとみらいホール
http://www.yaf.or.jp/mmh/recommend/2017/02/-with-2.php
2/22@浜離宮朝日ホール
http://www.asahi-hall.jp/hamarikyu/event/2017/02/event671.html

 

 

 

tosca2017♩2/15〜19 二期会「トスカ」

1990年コンスタンツィ劇場(現・ローマ歌劇場)での初演当時のデザイン画をもとに再現されたローマ歌劇場との提携プロダクション。プッチーニ自身が見た荘厳な舞台美術が眼前に。指揮は2014年「蝶々夫人」で初来日し高い評価を受けたダニエーレ・ルスティオーニ。二期会25年ぶりの「トスカ」に日本のトップレベルの歌手陣(ダブルキャスト)が揃う。
2/15,16,18,19@東京文化会館
http://www.nikikai.net/lineup/tosca2017/index.html

 

 

 

takahime_main♩2/16 ケルティック 能「鷹姫」

アイルランドの作家W・B・イエイツ原作による夢幻能「鷹姫」を、アイルランドのケルティック・コーラス<アヌーナ>の歌声と新たな演出で描く。人間国宝の梅若玄祥が演じる鷹姫の他、伝統を担う能楽師たちとケルト音楽の出会い。日本とケルト文化の融合がどんなステージを生み出すか、期待される。
2/16@Bunkamuraオーチャードホール
http://www.plankton.co.jp/takahime/index.html

 

 

 

 

%e3%83%9a%e3%82%b7%e3%83%a3♩2/17 トリフォニーホール「ゴルトベルク変奏曲」2017

常に話題を提供してきたすみだトリフォニーホールの「ゴルトベルク変奏曲」も第10回を迎えた。登場するのはセドリック・ペシャ。ローザンヌ生まれ、ローザンヌ音楽院、ジュネーブ音楽院、ベルリン芸術大学に学び、メナヘム・プレスラー、アンドレアス・シュタイアー、フー・ツォンらのもとで研鑽を積む。「ゴルトベルク」の他にフレスコバルディ、ウェーベルン、ブラームスという興味深いプログラム。
2/17@すみだトリフォニーホール
https://www.triphony.com/concert/detail/2016-02-000653.html

 

 

 

%e3%82%aa%e3%83%ab%e3%82%ac%e3%83%b318 オルガンの未来へIII 大木麻理 西洋から日本への架け橋

バロック時代のJ・S・バッハとフレスコバルディからリゲティ、サットマリーら前衛音楽へと時間を越え、さらに日本の伊左治直と新進気鋭の松下倫士へと洋の東西を越える意欲的なプログラム。その音楽的跳躍がどこまで到れるのか傾聴したい。
2/18@ミューザ川崎シンフォニーホール
https://www.kawasaki-sym-hall.jp/calendar/detail.php?id=1879

 

 

 

 

No.A742_opusone_BaritoneRecital_omote_7♩2/19 ディートリヒ・ヘンシェル バリトン・リサイタル

フィッシャー・ディスカウの後を継ぐ正統派と言われるヘンシェルの8年ぶりの来日公演。シューベルトの愛唱歌とシューマンの「リーダークライス」を並べる。ピアノは長年、共演を重ね、ヘンシェルが最も信頼をおく岡原慎也。そのドラマティックな世界を堪能したい。
2/19@トッパンホール
http://opus-one.jp/408/

 

 

 

 

%e3%83%95%e3%82%a1%e3%82%a6%e3%82%b9%e3%83%88♩2/23 イザベル・ファウスト&ジャン=ギアン・ケラス&アレクサンドル・メルニコフ

誠実、真摯な音楽作りでファンを魅了するヴァイリニスト、ファウストが旧知のケラス、メルニコフとのトリオで室内楽の醍醐味をたっぷりと。いずれも名手、巧者のこのメンバーによるシューマン、エリオット・カーター、シューベルトがどんな姿で立ち現れるか。
ファウストは他に無伴奏のリサイタルも。
2/23@東京文化会館
http://www.tomin-gekijo.or.jp/lineup/music/2017/02/000633.html
その他の公演
http://www.pacific-concert.co.jp/foreigner/view/359/

 

 

Pletnev2_omote_ol♩2/23、26 東京フィルハーモニー交響楽団

2015年4月に特別客演指揮者となったプレトニョフと東フィルは相性抜群。2月はマエストロ本来のロシア・プログラムでストラヴィンスキーとプロコフィエフ。プロコフィエフ「交響的協奏曲(チェロ協奏曲第2番)」のソリストには2015年のチャイコフスキー国際音楽コンクールの覇者、22歳のアンドレイ・イオニーツァ。年輪とともに深みを加えるマエストロと若きホープが魅せる一夜となろう。
本誌 Back Stage 参照
Back Stage|特別客演指揮者ミハイル・プレトニョフが紡ぐ人生の旅路|伊藤 唯
2/23@東京オペラシティ コンサートホール
2/26@  Bunkamuraオーチャードホール
http://www.tpo.or.jp/concert/20170223-01.php

 

%e9%ab%98%e6%a9%8b♩2/24 高橋悠治 ピアノ・リサイタル 

「めぐる季節と散らし書き 子どもの音楽」として高橋悠治が贈るコンサート。パーセル、クープラン、ケージ、高橋「散らし書き」(新作初演)、バルトーク、ブゾーニ、サティ、ストラヴィンスキーとおもちゃ箱をひっくり返したような「らしい」プログラム。めぐる季節とは、を考えつつ楽しみたい。
2/24@浜離宮朝日ホール
http://www.asahi-hall.jp/hamarikyu/event/2017/02/event704.html

 

 

 

2.24•–Ê24 三村奈々絵 マリンバ・リサイタル

三村奈々恵は国立音大を主席卒業後、ボストン大学院にて修士号を取得し、「アロージ賞」「コンサート・アーティスト・ギルド・コンペティション」で最高賞を取り、カーネギー・ホールでデビューした気鋭の若手マリンバ奏者。ジェンキンス、イグナトヴィチ、ハツィス、吉松といった現代作品にバッハ、エルガーの古典作品、そして三村自身の作品が並ぶこの演奏会には注目せねばなるまい。
2/24@ヤマハホール
https://www.yamahaginza.com/hall/event/002427/

 

 

deidamia-%e3%83%81%e3%83%a9%e3%82%b7%e8%a1%a8♩2/25 日本ヘンデル協会「デイダミーア」

ヘンデルの音楽を愛する研究者・演奏家・愛好家の集まりである日本ヘンデル協会コンサート・シリーズ Vol. 19は《デイダミーア》 (全曲・字幕付き)。トロイア戦争に行けば必ず勝てるが戦死する、と予言された若き英雄アキッレ(アキレウス)。離島に匿われ女装して育てられた彼は王女デイダミーアと恋仲だ。苦戦中のギリシャ勢が切り札を探しに派遣したウリッセから、デイダミーアはアキッレを隠し通せるだろうか?若い恋人たちの運命は?生涯で約50曲のオペラを書いたヘンデルが、オラトリオに移行し《メサイア》を書く直前に作った最後のオペラに大いに期待したい。
2/25@東京文化会館小ホール
http://www.handel-institute-japan.org/2017Deidamia.html

 

 

nagaoka♩2/25、26 長岡京室内アンサンブル

結成20周年を迎えた長岡京室内アンサンブル、地域ごとに独自の音色を持つオーケストラがあるヨーロッパのように、長岡京独自の音色、思想を持った演奏団体を目指し、ヴァイオリニスト森悠子を音楽監督として、国内外の各地から優秀な若手演奏家が参加、活動している。指揮をおかず、互いの音を聴く独自のスタイルで、その緻密なアンサンブルは評価も高い。今回はベートーヴェン、モーツァルト、メンデルスゾーンなど。
2/25@いずみホール
2/26@京都府民ホール“アルティ”
http://www.musiccem.org/#

 

 

nomad58-flyer-f26 アンサンブル・ノマド定期演奏会 #58~照らし合うものVol.3:中国・四川の香り~

「中国・四川の香り」と題して、昨年の四川公演で出会った中国の作曲家の特集を組んだアンサンブル・ノマド。日本では馴染みの薄い作曲家ばかりだが、いかなる未知の音楽的世界が開けてくるのか大いに期待したい。
2/26@東京オペラシティリサイタルホール
http://www.ensemble-nomad.com/concert/

 

 

 

 

%e9%83%bd%e9%9f%bf♩2/26 東京都交響楽団 825 定期演奏会Cシリーズ

2014年4月の東京二期会オペラ劇場「蝶々夫人」で、都響と初共演、高い評価を受けたダニエーレ・ルスティオーニが、「トスカ」で再共演ののち、定期に初登場する。2017年9月大野和士の後任としてフランス国立リヨン歌劇場首席指揮者に就任など、着々とキャリアを重ねるイタリアの俊才の選曲はデュカス、レスピーギ、ベルリオーズと色彩豊か。
2/26@東京芸術劇場コンサートホール
https://www.tmso.or.jp/j/concert_ticket/detail/detail.php?id=2970&year=2017&month=2